2回目の漢方の講座に行ってきました。
○気血水について
日本人は比較的、この気血水を重要視する傾向とのこと。
気・・・目に見えない生命エネルギーのこと。
気虚ー気が足りなくなる。(3/9)
【気虚のおすすめの食材】
なつめ、かぼちゃ、くり、鶏肉、牛肉
【気虚の漢方】
捕中益気湯、四君子湯
気滞ー気のめぐりが悪くなる。(ストレス多い場合が多い。)(2/8)
【気滞のおすすめの食材】
柑橘系の香り良い:気の巡りが良くなる。
【気滞の漢方】
香蘇散:紫蘇・みかんの皮 字を小さく書く人にはこの漢方が向いている。魚などの食中毒などにも。
半夏厚朴湯:大きく角張った字を書く人にはこの漢方が向いている。喉の詰まり、胃腸、ゲップにも良い。
血・・・全身を巡って栄養を与える赤い液体、基本的には血液のこと。
血虚ー血が足りなくなる。(3/8)
【血虚のおすすめの食材】なつめ、クコの実、プルーン、ニンジン、レンコン、黒豆、黒ごま、ひじき、ブリ、レバー、牛肉
【血虚の漢方】当帰芍薬湯
瘀血ー血の巡りが悪くなる。(4/8)
【瘀血のおすすめの食材】ニラ、玉ねぎ、らっきょ、ニンニク、モロヘイヤ
【瘀血の漢方】桂枝茯苓丸
水・・・水分代謝や免疫機能に関わる透明な液体、血液以外の体液全般
水滞ー水分が少ないのではなくなく、水の巡りが悪くなること。体内の水の本来あるべき場所にあるものがアンバランスな状態。下半身に行きやすい。(4/8)
【瘀血のおすすめの食材】ハトムギ、小豆、黒豆、もやし、きゅうり、トマト、とうもろこしのひげ、海藻、プーアール茶
【水滞の漢方】五苓散(気圧の変化の痛みには頓服で飲むと良い。)
○漢方処方
桂枝湯バリエーション
★桂枝湯=A:桂皮、芍薬、大棗、甘草、生姜
★桂枝加芍薬湯=A(ただし芍薬増量)→お腹の弱い人、トイレに行っても便通がない。
★小健中湯=A(ただし芍薬増量)+膠飴→子供の悩み、アレルギー、体質改善、アトピー、疲れやすい
★桂枝加竜骨牡蠣湯=A+竜骨:無意識を作用する(夢など)+牡蠣(ぼれい):精神安定・収斂作用↓意味参考(眠れない、疲れやすい))
★桂枝加朮附湯=A+朮(キク科)+附子(鳥兜を乾燥させたもので、熱がある生薬なので少しだけ入れることで巡りが良くなる。)→坐骨神経痛、リウマチ、腰痛
★当帰健中湯=小健中湯+当帰→血を補う→婦人科系、瘀血
★黄耆(おうぎ)健中湯→気を補う→皮膚の悩み
*収斂作用とは 収斂作用とは、タンパク質を変性させることにより組織や血管を縮める作用のことを指します。 収斂作用によって肌を引き締めると、毛穴は目立たなくなります。 また、収斂作用を持つ物質には止血、鎮痛、防腐などの効果があるとされています。
