「Ken先生の英語は、いかにも日本のおじさんが
話している英語という感じで、お世辞でもきれいとは言えないんだけれども、
オーストラリアに住んでいる日本人の視点をよく捉えていて、面白い。
そして、今オーストラリアに実際にいる子どもたちの心には、すごく響く。」
3年前のこと、あるブログに僕のことが書かれていた記事。
この文章にやっと、向き合うことができました。
3年前、実は僕自身、この文章に深く傷ついていました。
「日本のおじさんが話している英語」
「お世辞でもきれいとは言えない」
この一言、確かに事実です。今もそうです。
ダカラトイッテ、ココマデ、ズバットカカナクテモイイジャナイカ・・・。
書き言葉は一生残ります。たとえ、削除されていたとしても、
心の中には感情として残ることも・・・。
(実は、その前にも、事実とは違うことを冗談半分で
書かれていたことがあり、少しモヤモヤしていました。)
当の本人に反論するエネルギーもなく、
仮に反論したところで良いことはないと思い、
今までずっと、僕自身の心の中で蓋をせざるを得ませんでした。
2年前もまだ許せず、拒絶反応が心身に表れて、動けなくなったこともありました。
(ご迷惑をおかけして、本当にごめんなさい。)
3年後の今日、やっとこの過去を何とか許すことができました。
だから、この記事を書いています。久々に恐る恐る記事を読みなおしました。
「もう許そう。」僕の心の中で何かが動きました。
そして、こう思いました。
「もう認めよう。」
確かにその通りだから。40歳のおじさんだもん。
頑張って英語使ってるけど、間違いばかり・・・。
(5歳の娘に発音をいつも直されます。)
でも、過去を許して、認めたら、良い文章が飛び込むようになりました。
「オーストラリアに住んでいる日本人の視点をよく捉えていて、面白い。
そして、今オーストラリアに実際にいる子どもたちの心には、すごく響く。」
この一言、嬉しかったです。書いていただいて、ありがとうございます。
今日から、家庭教師が再開するご家庭があります。
実に4カ月ぶり。昨日、ばったりスーパーでそのお母様と会いました。
久々の再開にとても喜んでいました。僕もうれしいです。
そのご家庭のリクエストは「数学(算数)」を英語で教えてほしい。
確かに僕の英語はうまくないです。発音は栃木弁。でも、
「KEN先生の授業が分かりやすい」と、生徒も保護者も認めてくれている。
だから、いい意味で開き直ろうと思います。
「確かに英語はへたくそです。でも、へたくそだからこそ、共感できることがある。
いろいろとわかってあげられることもある。僕だからこそ、できることがある。
今、一生懸命成長しようとしている子どもたちを精一杯応援してあげたい。」
この3年間、英語力は伸びなかったかもしれないけれど、
教えるスキル、経験、学び合う楽しさは、3年前よりは着実に身についていると信じたい!!
許すのに3年。時間がかかりすぎと批判する方ももちろんいるでしょう。
でも、僕には必要だったんです。この時間が。
だから、このご時世、諸々の出来事に対して、
「今の状況が許せない。」
「文句を言うエネルギーが出ない」という方。
じっと時間が経つのを待つのが、いい方法のひとつかもしれません。
許せない、認められないというネガティブのエネルギーが、
時間をかけて、いつかポジティブに変わった時、
懐が深くなって、もっと優しくなれるのかもしれません。
もっと豊かな人生が創造できるのかもしれません。
過去を許すこと、認めること、本当にしんどいです。
でも、心から認め始めようとすると、
現在(いま)に生きてくるのかな?と感じた今日この頃でした。
改めて、一つひとつの文章表現、本当に気を付けようと思いました。
せめて、日本語だけでも人を傷つけないように、
でも、勇気を与えられるような表現を増やしていきたいと思います。
(もちろん、英語も良い加減でがんばります。)
ケアンズは朝晩冷えますが、からっとした青空に癒されます。
それでは、今日も良い一日を。
追伸:ホームページ作りました。「kenonehope.com」です。ぜひ、遊びに来てください。

