クロムは腸内の細菌によリクロム化合物に合成・吸収され、インスリンの働きを活性化することがそのダイエット効果の中心です。


食事によってとった糖質は、肝臓でブドウ糖に変わって血液中に入り、インスリンの働きによって筋肉細胞に取り込まれエネルギーとして使われます


ところが、肥満だと筋肉細胞のこのインスリンに対するセンサーの感度が鈍くなって、食べた糖質は筋肉細胞でエネルギーに変わらず、余ったまま脂肪細胞に貯まりやすくなってしまいます。


このときクロムは、インスリン受容体の感度を高める効果を発揮します。


この効果で、糖質は筋肉細胞内でエネルギーとして消費されやすくなり、脂肪細胞に体脂肪として畜積しないことになります。


この作用は結果的に筋肉量を増やし、基礎代謝増加というプロセスを経て、体脂肪を減らす効果や脂質代謝を活性化し、血液中の中性脂肪やコレステロール値を正常範囲に低下させて、動脈硬化やそれによる高血圧症を予防します。


クロムはサプリメントとしてとる他に、コショウ、ヒジキ、玄米、はまぐり、牛肉、イワシなどにも微量に含んでいています。