週末インストラクター・高橋ナツコの健康ブログ

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週末だけズンバインストラクターをしている高橋ナツコのブログです。Zumba、おすすめの病院、健康法について

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ズンバとリトモスの違いは、何でしょうか。

 

一番の違いは、「縛りの強さ」にあると思います。

 

ズンバはいろいろな意味で「自由」が尊重されており、縛りがゆるいです。

 

一方、リトモスは、何事もきっちりと決められています。

 

■振り付けの違い

 

具体的にいうと、まず、リトモスはダンスの振り付け(コリオ)が決まっています。

 

南米アルゼンチンにいるリトモス創設者のウリセスさんという人がコリオを考え、それを忠実に守ることが求められています。

 

それぞれのインストラクターが、コリオを好きなようにアレンジすることは認められていません。

 

だから、リトモスのレッスンを受ける人は、全国どのクラスにいっても、同じ曲なら同じ振り付けになります。

 

これに対して、ズンバは、インストラクターが自己流のコリオをつくることが許されています。

 

DVDやネットのダウンロードで見本となりコリオを見ることができますが、それに従う必要はないのです。

 

だから、同じ曲であっても先生ごとに振付が違う、ということが起こるのです。

 

どちらが好きかは、個人の趣向によるでしょう。

 

 

■曲の違い

 

また、使用する曲も、リトモスはきっちりと決まっています。

 

毎年1月、4月、7月、10月に新曲が出て、新曲リリースから2か月間は、その新曲を使うのが大原則です。(イベントを除く)

 

これに対して、ズンバは毎月新曲が出ますが、それを使ってもいいし、全く使わなくても構いません。

 

 

■場所の縛り

 

あと、リトモスはライセンス料を支払っている施設でしか、レッスンを行うことができません。

 

インストラクターの資格があるからといって、好きな場所でレッスンを教えていいわけではないのです。

 

例えば、近所の体育館で友人を集めてサークル形式のレッスンをしたくても、その体育館がライセンス料(ロイヤリティー)を払っていなけれ、レッスンを実施できません。ロイヤリティーは、年間5万円です。

 

ズンバには、施設側が支払うロイヤリティというものはありません。好きな場所でサークル形式のレッスンができます。

 

 

■愛好者の数の違い

リトモスも、ズンバもとても人気が高いプログラムです。

 

ただ、世界的にみると、ズンバのほうがリトモスよりはるかに人気が高いです。

 

やっている人の数でいえば、100倍以上の差はあるでしょう。

 

それでも、日本の首都圏(東京近辺)のスポーツジムに限っていえば、あまり差はないと思います。

 

むしろ、レッスン1回あたりの平均的な参加数(集客力)は、リトモスのほうが上かも知れません。

 

それでも、ズンバには、スポーツジム以外に、小じんまりとしたサークルを地域でやっている人が大勢います。

 

このため、東京近郊であっても、やはりズンバのほうがすそ野が広いです。

 

さらに、地方にいけばいくほど、リトモスを導入している施設(スポーツジム)が今のところ少ないため、ズンバのほうが普及しやすくなっています。

 

■両方とも素晴らしい!

 

いずれにしても、両方とも素晴らしいフィットネス・プログラムであることは間違いないと思います。

 

「ズンバだけでは物足りないからリトモスを始めたら、すっかりハマった!」という人も多いですし、これからも増えていくでしょう。

 

ZumbaとRitmos。それぞれの特性を活かしながら、日本中にどんどん広まっていって欲しいですね。

 

 

高橋ナツコ (週末ズンバインストラクター)