”元気”でいてね~”無病息災”は万人の願い

約20数年前に脳梗塞、その後2回の脳梗塞発症。

現在要介護5・身体障害者2級になった夫と楽しく過ごす日々も・・・最期・・・

 

 

沢山の方に読んでいただきましたが、最後のブログになりそうです。

 

長年脳梗塞で床に就いておりました夫が・・・

 

5月8日午前2時頃に吐血をし救急搬送

検査の結果十二指腸潰瘍。

さらに検査で悪性リンパ腫(進行が速いがん)が見つかりました。

 

手術、輸血500ml

「こちらは大丈夫です」の言葉に胸を撫でおろす。が・・・

 

その後の言葉に再度震えが来る・・・

 

その検査後に死亡宣告。

夏は越せません。

持って2カ月、早ければ1カ月。

 

「リンパ腫でもとても癖の悪い悪性リンパ腫で手の施しようが有りません。

抗がん剤を使うと他の症状が出ますので使えません。」

夫も抗がん剤や延命治療は望んでいませんでしたので、それは行わないことに・・・

「医師としてすることは何も有りません。

お家に帰って在宅医療を受け静かに過ごされるか、別院に転院されて治療を受けられるか・・・

もしくは、ここには緩和ケア病棟が有りますのでそちらで最期のお看取りをされるかお考えになってください。」との事。

 

家族としては少しでも早く連れて帰って休ませたい・・・

しかしながら在宅医療の難しさ、いざというとき来てくれるまでの時間。

家族構成など考えるも結論は中々出せませんでしたが、様々な方のご意見を頂き参考にしてみると再度在宅医療は無いかな・・・

自宅で在宅医療を受け、医師、そして毎日看護師が来て点滴を受けていました。

顎下の腫れが気になるので医師に問うもおたふくかぜ、もしくは舌下線であろうと言う。

しかし、どうしても納得できず大きな病院での診察を懇願。

9日に検査予約が出来てほっとしていましたが・・・誰もリンパ腫という考え持たず・・・

その予約検査を待たず前日の吐血でしたので・・・

 

 

緩和ケアというものも初めてで一体どんなところなのか分からない・・・

退院までの時間、痛みを軽減させ、苦痛を取り除くと言うのがこの病棟なのかと・・・

 

緩和ケアの担当医師に何度も質問、確認し、今まで痛みで苦しみむ日が長かったので

もう治らないのであればこれ以上の痛み、辛さは出来る限り取ってほしいと懇願。

医師は、

「大丈夫です。ここでは医療行為は有りませんが、苦痛を取り除き、痛みも強ければそれなりのお薬は出せますよ」この言葉は嬉しかったです。

 

それから毎日面会に行き、担当医師は勿論、沢山居る看護師さん、その他のスタッフさん

夫だけではなく、家族にもず~と寄り添いケアしてくれるんです。

素晴らしい方々に出会えて本当に有難く、感謝しています。感謝しきれませんね~

 

病院で5月24日の結婚記念日を子供に祝ってもらい、まどろむ夫と写真を撮り思い出も作れました。

 

そして、6月5日午後1時55分

とても穏やかな顔で眠るように逝きました。

 

よく頑張ってくれました。

私を妻として迎え、子供も3人授かり、今では35歳、38歳、45歳、それぞれ伴侶も出来て

幸せに暮らしています。

何よりも私をず~と傍に居させて貰えたこと、ありがとう

 

このブログを書くのも辛いですが、

心配してくださった方々へのお礼の気持ちを早く伝えたくて書いてます。


 

昨日夫が帰って来ましたので、これからまた2人で気持ちを繋げ静かに暮らしてまいります。

 

 

長らくありがとうございました。

皆さまのご健康をお祈りします。

 

 

合掌。