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ご心配おかけしましたが
5日夜に救急搬送された
7月で91になる母は
今日退院しました。
ハヤッ！
救急にいたとは思えませんね。
結局原因はなんだかわからないようで
年齢もあるでしょうが・・・。
何度も救急搬送されるわりには
元気と言わざるを得ません。
さすが昭和一桁は強いわぁ。
ただ、去年入院したときと同じで
認知症は悪化しました。
そりゃそうですよね。
スグにリセットされてしまうので
自分が入院していることも忘れます。
想像してみてください。
目が覚めるとまったく知らないところに寝かされていて
まったく知らない人しかいず
身体にはコードなどがついていて。
って
拉致か？！
かなり怖いと思いませんか？
しかもすぐに忘れてしまうので
ショックなほど怖いことが
一日に何度も繰り返されるとしたら。
混乱するのはやむを得ません。
pixabay
ケアマネージャーに
アルツハイマーの進み具合が非常に遅いと
ほめられるほど
妹が素晴らしい対応を日々しているのに
入院したがために
母は、時間がごちゃごちゃになり
私の幼児期までさかのぼっていました。
しかも、今と夢とがいっしょくたに。
家族がいるときだけ落ち着く
という状況でしたから
退院を早くさせないと
退院してからが大変になることは明白でした。
しかも、医師の説明では
「検査しても原因がわからず
治療できない」とのこと。
「であれば、スグ退院させて欲しい」と言うと
「じゃぁ明後日に」
？って、意味わかんない！
治療しないのになんで一日伸ばすかなぁ。
「いえ、一晩も余分に一人にさせたくないので
明日でお願いします！！」
と言ってようやく今日になりました。
若いイケメンの先生は
タジタジな感じで引いてました。
怖かったかしら(笑)。
でも不思議なことに家に帰ったら
家という認識は徐々にできたようです。
去年は落ち着くまでに半年かかったので
また落ち着いてくれるといいのですが。
家族が介護するのは限界があります。
それでも施設に入れない人は
保育園と同じで何百人待ちだったりしますから
限界を超えてしまうと事件などが起きたりします。
日本は、人に直接関わる部分が
本当にお粗末と言わざるを得ません。
ご家族に認知症の方がいると
入院してくれて助かったと思うこともあるでしょう。
けれども母のように退院したら
以前よりも大変になるケースもあることを
理解しておかないとより一層辛くなります。
人の安心感というのは本当に大切ですねぇ。
時間をさかのぼったとき
妹は順を追って
ここにいてこういう仕事をして
次はこういう仕事でと
説明していました。
何度も。
根気のいることで
本当に感心します。
けれどもそれを聞いている母は
すぐにはわからないなりに
少しづつ落ち着いてくるようでした。
介護していらっしゃる方は本当に
毎日が大変だと思います。
けれども自分たちが楽になるためにも
対応の仕方を変えるということも
一つの方法かもしれません。
混乱しているとき
「またおかしなこと言ってる」
と辛くなるかもしれませんが
私たちから見ていると
本当におかしいときもありますが
過去世を思い出して話しているとき
霊が見えるようになっているとき
夢と現実の境界線がうすくなっているなど
様々なことがあり
その違いが分かるようになると
興味深いこともあるのです。
まず介護する私たちが見方を変えないと。
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