「病気なのでヒーリングして下さい」。こうお願いされることがよくあります。
スピリチュアルと呼ばれている分野の中で最も人気なものの1つが、「ヒーリング」ではないかと思いますが、これもまた、なかなか本当に理解するのが難しいものです。
辞書では、「癒し、治療、治癒」などの言葉が出てくることが多いですが、これだと漠然としていますよね。
スピリチュアルに興味を持つ人の間では、「何か不思議な力で、医学に頼らずに病気を治すこと。もしくは医学で治せない病気を不思議なパワーで奇跡的に治してしまうこと」のように思われているか、そういったものが求められていることが多いように感じます。
まず大きな誤解を解かなければなりません。
ヒーリングは「病気を不思議な力で治してしまうこと」ではありません。
そもそも、ヒーリングは医学ではないので、「ヒーリングによって病気が治る、病気を治す」という表現を使うことすら、法律違反なのです。
確かに、医学が発展する以前や、原始的な社会の中では、ヒーリングはシンプルに「病気を治す」ことを意図して行われたのでしょう。
でも今は、発達した医学があります。医者がいます。
医学の発展と共に、ヒーリングは、病気を治すという役割を医学に譲り、新しい意味を持ったのです。
病気や不調を、医学とは違った視点から見て取り組むという意味です。それは医者による治療を補うことであって、医学の否定ではありません。
多分ヒーラーのウェブサイトには「ヒーリングは治療行為ではありません」と但し書きがあると思うのですが、これを理解しておくのはとても大事なことです。
きちんとヒーリングの性質を理解をしている人なら、医学よりヒーリングを優先することはありません。病気に取り組むためにヒーリングを受けにくるのは全然問題ないのですが、ヒーラーはまず、医者に診てもらっているかを確認します。見てもらっていないなら、ヒーリングだけではなく医者に行くことを勧めます(軽い風邪やケガくらいならそこまで言わないかも知れませんが、「がん」のような病気なら、絶対に医者を勧めます)。医学を危険視し、スピリチュアルな方法だけに頼るように勧める人を見ることがありますが、私から言わせれば、時代の逆行ですし、危険です。
ヒーラー(ヒーリングをする人)は、医者がするような診断も許されていません。ヒーリングの際に何か病気のイメージが浮かんできても、それを診断として伝えることはありませんし、医者に診てもらうことを勧めるはずです。
現代のヒーリングにはいろいろな方法がありますが、恐らく全てに共通している基本的な考えとして、病気や不調(体の不調に限らず、人生で上手くいかないことも含む)は、見えない世界から起きるというものがあります。人間をとりまいているオーラや、物質世界とは違った次元に病気や不調の原因があるという考えです。
これを調整することで、病気や不調に向き合うことが出来ます。病気や不調は、自分が自分らしく生きていない、何かすべきことをしていない、などのサインだと考えられます。その視点から病気や不調を見れば、単に「病気になった、不調だ、辛い。私は運が悪いかも」のように思って終わるのではなく、それを「学びと自己成長」に変え、自分や人生を見直すきっかけにすることすら出来るのです。
これが、私の考える、ヒーリングの大きな役割です。
それでもヒーリングをしたあとに奇跡的なことが起きることもあるということ、その意味、その危なさということについて、次回お話ししたいと思います。
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