漢方では、

既病（きびょう）、

漢方では、

病気になっている状態を既病、

発病する前の状態を未病といいます。

病院で検査しても異常はない、病気ではないけれども、健康でもないと感じる状態が未病です。

漢方では、この未病は、病気が起こる前段階の症状としてとらえらます。

漢方薬を服用すだけではなく、食事や生活習慣などの改善をし、養生を取り入れて、病気を未然に防ぐことを大切に考えているのです。

毎日どこかしら、体のどこかが痛かったり、調子がよくなかったり、不定愁訴を感じるなら、それらをすこしでも良い状態にあうるためにも、漢方を信じて、養生を心がけてみたり、漢方薬に頼ってみることをおススメしたいと思います

不調のないよりよい一日をするのは、自分次第ですね

不調を感じながら日々を送るのは、体もしんどいし、心もしんどくなってしまいます。

西洋医学では病気になてから治療を行うのに対し、

中医学では、病気になってからでは遅く、

日々の体の状態や変化からの不調のサインに早くから気づいておくことで、

生活習慣を改善してみたり、飲食の内容や摂り方などなど、暮らしの中で行うことが養生につながります。

自分次第で病気になる前すなわち未病をも防ぐことができます。

自分の体質、起こりやすい症状を知っておくと、

よりいっそう未病のサインに早く気づくことができます

毎日の生活のなかで習慣として養生を続けていれば、体が次第に軽くなったり、体に変化が起こります

小さな変化ではあるけれども、自分の体と向き合って養生を続けていていることで、

未病のサインに気づくころには、自分の健康により一層、関心があるので、自分をすぐに労わることができるはずです

年齢とともに変化していく体、毎日のように不調が出始める前に、

養生を意識して、日々を過ごせればいいことだなと思います

体に優しい漢方薬を取り入れてみたり、

ウォーキングを毎日の日課にしてみたり、

栄養のある献立を考えて作ってみたりするなど、

自分の体にいいことをどんどん取り入れてみることが大事ですね

老化を予防することも大事なうちの一つです

漢方薬を使うことによって、体の中から自然治癒力を高め、元々人間が持っている正常な機能を取り戻して、老化を少しでも防ぎ、健康をいい状態に維持することが、病気を未然に防ぐことができます

この考え方は、中医学ならではですね。

養生することが人間の体にとってとても大事だと身に沁みます