防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
防己黄耆湯でダイエット?やせ薬かどうか??
防己黄耆湯
防已黄耆湯は「気」の不足によるものであると考えられています。
気の不足は気虚といい、消化機能が衰えて、栄養が行き渡らなくなるため、心身の活動に支障が出ます。
だるさや、疲労感、食欲不振、風邪などを引きやすくなります
防己黄耆湯は虚証向けで体力がなく、、弱々しい、胃腸が弱い、水分代謝が悪くなった、
寒がり、水分代謝が悪くなった時に用いられます。
色が白く、肉が軟らかく、俗にいう水太り体質の人で、疲れやすく、汗の多い傾向の人に用いられたり、
膝関節が腫れて痛がる人にも用いられます。
私が防己黄耆湯を飲んだ理由は、両足が腫れあがり、両ひざ、両足首に痛みがあったためです。
防己黄耆湯は関節痛やむくみなどの原因となる水毒を改善する漢方薬でもあります。
水分代謝が悪く、余分な水が体にたまった人に、水分代謝にはたらきかけてむくみをとる漢方薬です。
漢方でいうむくみは、体の中の水分が偏ったり滞ったりする水滞だと考えられます。
余分な水分が溜まっている場合と、反対に水分が不足している場合があります。
むくみの原因となる水分は、血液中の水分が血管から外にしみ出たもの。
特定の場所の皮膚や筋肉など、細胞の周りに溜まることで、むくみの状態になります
この防己黄耆湯は即効性があり、
漢方薬を今まで飲んだことがない人にはビックリするほどの効き目が出る漢方薬です。
信じて漢方薬を飲んでみようと思わせてくれるお薬です
足のむくみに直接効果を与えるだけでなく、体質改善にも大きな効果をもたらすとされています
更年期女性の肥満に作用するようで、
女性ホルモンのバランスが乱れる産後や閉経後などの健康管理にも防己黄耆湯は役立つ可能性があります。
女性ホルモンの変化などで落ちた水分代謝を上げることで、むくみや脂肪に有効です。
防己黄耆湯には6種類の生薬から構成されています
(防已、黄耆、蒼朮または白朮、大棗、生姜、甘草)
巷では、防己黄耆湯がやせ薬で有名なようですが、
漢方薬をダイエットに用いる前に、体重が減るのだけを目標と考えずに、自身の体調に気を使ってみたり、自分の体質に目を向けてみてもいいかもしれません
便秘、冷え、むくみ、生理痛、肌荒れ、ストレスなどに注目してみて、
自分の症状に合った漢方薬を正しく選ぶことで体質改善をしてみるのもいいと思います
毎日の自分の体調に目を向け、健康的に減量していく方法が何よりもヘルシーな生活を送れるのだと思います