気象病の私が1ヶ月間、頓服として予報で雨が降る前の日に飲んだ漢方薬は
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)です。
芍薬甘草湯は、
\芍薬と甘草/の2種の生薬が合わさったもの。
芍薬の原料は
ボタン科のシャクヤクの根。
筋肉が硬くなってひきつれるものを治したり、
腹痛、頭痛、知覚に効く。
甘草の原料は
マメ科のカンゾウまたはその他の同属植物の根および茎で、ときに周皮を除く。
主に急迫症状を治す。
腹部のけいれんや、疼痛などを治す。
また手足の冷え、煩悶して落ち着かないものを治す。
芍薬甘草湯は
頭痛、筋肉関節痛、胃痛、腹痛、生理痛に効果があります。
『キュキュとひきつられるような』痛みがある人にオススメ。
即効性があるので、頓服的に使うほうがいいようです。
*甘草を大量に長期的(一年単位)での服用は避けるほうがいいようです。
甘草にはステロイド作用や抗炎症作用があります。
私の味覚になりますが、
芍薬甘草湯のお味は他の漢方薬に比べると、飲みやすいほうです。
甘みを感じるので、あのいやな独特の漢方薬の苦味が全く無いので,
美味しく飲めると思います。
芍薬のお花は美しいですね。
ピンク色、赤色のほかにも、白色や黄色があります。
ことわざでは、
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
このことわざは美しい女性の立ち居振る舞いを例えたものです
芍薬はすらりとした茎の先に花を咲かせることから立ち姿の女性、
牡丹は枝分かれした横向きの枝に花を咲かせることから座った女性、
百合は風に揺れる姿が美しいことから女性が歩く姿を表していると言われています。
ちなみに、
芍薬の花言葉は【はじらい、慎ましさ】です。
こんな綺麗な芍薬の根っこを原料にしてお薬に替わって、体調を改善してくれるのですね。
芍薬は外見も中身も一流ですね