- 知らないことを知らない
- 知らないことを知っている
- 知っているができない
- 意識すればできる
- 意識しなくてもできる
職場でも、学生でも「お前は何度同じことを言えばわかるんだ!」と思うような人がいますよね。
そんな人たちの場合、2の「知らないことを知」った段階で、
まだできないのに、できると勘違いして、
学ぶことを止めてしまっているのかもしれません。
“できる”とは思っていない、そのつもりはないかもしれません。
でも、「知らないことを教えてもらって、“知った”」の先に、
まだ重要なことがあるという認識がない可能性があります。
私も部下を指導していて、何回も同じ失敗をしているので注意したところ、
「それは前に聞きました」と言われたことがあります。
確かに私は同じことを何度も注意していました。
教えたことができていないから。
だから注意するのですが、私から「聞いた」ことをもって、
彼の中ではそれで学習が完了してしまっている。
その先がないわけです。
知らないことを聞いて、理解して、自分でできるようになるという。
あることを「知っている」ということと、「できる」ということの間には、
ものすごく大きな開きがあります。
ボールの投げ方・打ち方を教わっても、
誰もがプロ野球選手になれるわけではないですよね。
教習所で運転の仕方を教わっても、なかなかすぐには自分で運転できるようにはなりません。
知らないことを単に知った段階で、「わかった」と勘違いして、
考えるのをやめてしまうと、
記憶というより心の底に落ちることがない、腑に落ちないため、
身に付かないということになります。
知らないことを知ったら、それを記憶するというよりも、
本質を理解してみる。
他に応用できないか、考えてみる。
そうすることで、単に知っている状態から、
「意識すればできる」状態にすることができます。
意識しなくても最終的にはできるようになった方が良いですが、
それにはトレーニングが必要です。
これまで学んだことを、意識して使ってみるのです。
新しい知識を、自分の記憶や、生活のほかの部分と結び付けて考えてみるのです。
その繰り返しで、「意識しなくてもできる」レベルに到達することができます。
真面目にやっていても進歩が見られない人は、
次から次に知らないことを知るのですが、それを自分の中で消化して、
“できる”レベルにしていない可能性があります。
「知らないことを知った」段階で、「わかった」「できる」と勘違いしないて、
その先にある、もっとずっと高いレベルを目指しましょう。


