天国へ見送りました。
3年前にたおれ
カラダも不自由になり。
入退院を繰り返しつつも
いつも
穏やかだったおばあちゃま。
おばあちゃん子で
おばあちゃまの近くにいたくて
いつまでも実家にいたがったわたし。
『わたしの産む、ひ孫を抱っこしたい』
と
結婚式まで
頑張って生きていてくれた
おばあちゃま。
おかげで
みんな笑顔で
挙式を迎えることができました。
挙式のわずか1カ月後
おばあちゃまは
天国に旅立っていきました。
私の挙式を見届け
そして
私の切迫早産の無事の退院をまつように。
そして
旅立つわずか1週間前にうまれた私の兄の子供、
ひ孫の元氣な誕生を見届けるようにして
頑張って生きて
旅立った祖母。
母はいう
『年寄りと暮らすことは
若者の病やくるしみをひきうけてくれる。』
と。
地道でいい
有名にならなくていい
カッコよくなくていい。
年をとったときも
しぬときも
笑顔で集まれる家族でいてね、と。
母や叔母は
家族で暮らしていたから
母は3人、叔母は4人の
子育てができたのだ、といいます。
両親が仕事でいそがしかったころから
ずっと
母親代わりをしてくれていたおばあちゃま。
なくなる直前は
9人の孫に、
ひ孫は3人
と、自慢していたおばあちゃま。
祖母に
赤ちゃんが授かったよ！って報告ができて
本当に、よかった。
ありがとう。
自分のことよりも
人を大切にしていた
おばあちゃま
病の人がいるときけば
自分の身内のことのように看病していた
おばあちゃま
おもてなしが大好きで
一番美味しい状態で
みんなに食事を振舞っては
幸せそうだったおばあちゃま
いつもニコニコと
私たち孫を
大きな心でみまもってくれていた
おばあちゃま。
祖母の49日法要が明けた
その、2日後に生まれてくるであろう
新しい、いのち。
おばあちゃまに教わった
お出汁のとり方、料理のあじ
やさしさ
おおらかさ
新しいいのちに
つないでいきます。
親戚中みんなが
仲良しで
笑顔でおばあちゃんを見送れたのは
きっと
これまでおばあちゃまが育ててきた
笑顔のおかげなんだろうな。
おばあちゃまみたいな
おおらかな女性になりたい。
おばあちゃまの好きだった紫色の花が
満開でした。
ずいぶんと前に植えたローズマリー
こんなに花を咲かせたのは
初めてだね
ローズマリーを持たせてあげたから
きっと
向こう岸で
おじいちゃんに
美味しいお料理を作っていることでしょう