既に作品として存在する物を

いかに素晴らしいと感じたとして、

ただただ

当時のまま伝えようとする行為は、

常に試行錯誤をしてきた

作者への冒涜である。




この世界に

時間というものが存在して

物事が順番に起き

過去には戻れない以上、

僕らが創作したものは

日常発する言葉でさえ

先人の努力抜きには成り立たない。

かといって

先人が作り上げたものに対する

一途な想いは

この世界が無常であるなら、

更なる改変なしには

【妄信】的であり

今を生きている人たちの

心の形に合わず、

ただの一人遊びであると

言えるのではないだろうか。