(昨日の新潟市はスゴイ黄砂でした でも幻想的な風景が素敵です)

 

 

前回は金銭的・家庭的にかなり制限がある中

 

痛みなどで困っている患者さんを治せる技術を

 

身につけようとバタバタし

 

やっと身につけた技術は

 

良いものなのだけど 満足できない

 

さてどうしよう

 

たたずむ かつての私に会ってきました

 

辛い時期でしたので あまり会いたくない 私でしたね(笑)

 

今回は その後 私は どうしたのか?

いつものように ノープランで会いにいきます

 

 

 

~~~

 

 

 

その手に入れた治療方法のやり方の

 

本質的な 理論 理屈

 

を手に入れたことが

 

価値があった

 

と思うようになります

 

 

そのセミナーは「やり方」を売っていましたが

 

私は下地となる 理論 理屈 を用いて

 

目の前の患者さんのリハビリに応用するようになりました

 

 

このころから

 

人間の身体を形づくる

 

いろいろな 組織が

 

お互いに 連携し合っている

 

ということが わかるようになります

 

 

 

「痛い場所が 悪い場所 とは かぎらない」

 

ということが わかるようになります

 

 

 

 

「腰が痛くて・・・アタタタ」

 

という患者さんに

 

「あら あら 大変ですね」

 

と言いながら お腹や 肩や お尻の筋肉を調べる

 

そんなリハビリをするようになります

 

 

「腰が痛いって言ったの 先生聞いてた!?」

 

「はい 聞きましたよ~ 大丈夫 だいじょ~ぶぅ」

 

と返事しながら ひたすら お腹を触る私・・・

 

呆れた患者さんは笑います

 

でも 最後は腰が柔らかくなって

 

「腰触っていないのに!?」

 

とビックリした表情で 笑っていただる

 

 

そんな リハビリができるようになりました

 

ありがたいことです

 

少し 自分に 自信が持てるようになってきました

 

 

一般的な 肩 腰 膝 の痛みについては

 

 

「治せるな (* ̄▽ ̄)フフフッ♪」

 

 

と思うようになります(実際はそんなに甘くない)

 

 

~~~

 

 

でも やっぱり 気になる

 

盛岡市の高名な先生に師事しているM君

 

気づけば無意識に彼のリハビリを目で追っている私(笑)

 

 

M君のリハビリは とっても リラックスしています

 

M君も 患者さんも

 

何をどうしているのかはわかりません

 

何か 即効性 があるようにも見えません

 

一部の患者さんは 即効性のある私のリハビリの方を好まれたようです

 

 

 

でも 私は 気づいたのです

 

 

M君が担当する患者さんは

 

じわじわと

 

無理なく

 

しかし 確実に

 

改善していくのです

 

 

不思議なのですが

 

例えば家族間での問題などを抱えている患者さんでも

 

いつのまにか

 

何故か

 

その問題が解消されていることもあるのです

 

 

気になるので私は

理由や秘訣をM君に聞きますが

 

「たまたまっすよ」

 

とM君は言います

 

「なんででしょうねぇ? なんかうまくいきましたねぇ」

 

とM君は言います

 

「運がいいだけっす」

 

とM君は言いますが

 

 

 

絶対に M君の その不思議な治療が

 

良い影響を与えている

 

私には そうとしか 思えませんでした

 

 

 

そして それは 残念ですが

当時の私には絶対にできないレベルです

 

 

~~~

 

 

どうしましょう?

 

私はM君とは違う と 諦めましょうか?

 

 

M君は私と違って

 

小顔で 愛される笑顔が素敵です

身長もスラッとして

職場の皆から人気者です

 

奥さんも理解ある方でM君の仕事に協力的

お子さんにも恵まれている

よく家族で旅行に出かけています

 

などなど

 

私が絶対に手に入れることができない

美徳を

たくさん お持ちです

 

 

 

でも私はそれらを

簡単に諦められます(笑)

 

 

欲しくないわけではないですが

それらは 私の人生の

本質

ではないからです

 

 

 

ただ

 

「患者さんの身体の回復」

 

に関すること

 

「治療のレベル」

に関すること

 

これは

 

これだけは

 

諦めることができませんでした

 

 

 

でも セミナーを受けるためのお金は全て使い切ってしまいました

 

M君と同じ先生に師事することは不可能です

 

 

どうするか?

 

 

その時私が行ったことは

 

 

もう一度

 

愚直に

 

M君に

 

基本の技術を教えてもらう

 

うまくいかない患者さんについて

 

アドバイスをもらう

 

ということでした

 

 

プライドを捨てました

 

なんとなくM君のことを

 

「後輩」

 

と認識していたのでしょう

 

かつてはM君からリハビリについて相談されました

 

リハビリの経験値も私の方が豊富

 

という自負もありました

 

 

そういう 思い

 

余計な 思い

 

全て 取っ払って

 

プライドを捨てて

 

 

 

愚直に やれることを

 

お金が無くても やれることを

 

やることにしました

 

 

 

すると しばらくすると

 

また 私に 新しい感覚が 芽生えるのです

 

 

 

 

今回はここまでとします

 

長文にお付き合いいただき

ありがとうございました

 

ここまで読んでいただいたあなたに

愛溢れる日々が続きますように

お祈りさせてください