『バトル・ロワイヤル』という
漫画があります。

小説原作で、
実写映画化もされた
有名作品です。

バイオレンスな内容なので
苦手な人もいるかもしれませんが、

本筋のストーリーには
あまり深く関わらないところで

ヒーリングの極意
語られたりします。

漫画はしばしば
こういうことがあるので
面白いです。



中国拳法をやっている
男の子と

華道をやっている
女の子が話している
ワンシーンです。

女の子が
「ここ見て」
と何もない空間を指さします。

そして、
そこを囲むように
手をかざすと

何もない空間が
「特別な空間」になる

と言います。


ヒーラーから見れば
明らかに【気の玉】です。

さらに、
手や体を動かすことで
空間に動きが出る、とも


(このように捉えづらい考え方を
 ヴィジュアルで分かりやすく
 見せてくれるのが
 漫画のすごいところです。)

これを話しているのは

気を扱いそうな
中国拳法をやっている
男の子ではなく、

華道をやっている
女の子です。

華道にも
気に似た考え方がある
ということです。



なぜ女の子が
こんな話をしたかと言うと、

その前に
男の子が中国拳法の先生の
話をしたからでした。

先生曰く

「”実”である花は確かに美しい。
 しかし、”虚”を見なければ
 真の美しさには到達できない」


ということでした。

ここでいう「実」とは
ハッキリとした
姿形のあるものです。

「虚」とは
何もないように見える
周囲の空間のことです。

それを受けて、女の子は
「花を活けるときもこう考える」
と、先ほどの空間の話をしました。

(実際に
 華道をやっている方に聞いてみると、
 花そのものだけではなく
 全体の空間を意識して
 活けるそうです。)

この会話がヒントになって
男の子は戦いの奥義を掴んだように
さらに強くなります。



ヒーリングの話に
引き寄せるならば、

【気の玉】を作っているとき
その手の中には

物理を見る目では
何もないように見えます。
(空気がありますが)

ですが、
手を添えることで
ぼんやりとボールのようなものが
あるような気がしてきます。

手は「実」で
ボールは「虚」です。

このとき、
そこに実在している手ではなく
余白の部分に意識を向けます

ルビンの壺を見るように
「図」と「地」を逆転させて見ます。


そうすることで

見えないボールが

浮かび上がってきます。

ちなみに、この目の使い方は

【気の視覚化】の練習でも

重要になります。



私たちは、日常生活で

物理を見る目に
慣れ過ぎているので

このような目の使い方
(認識の切り替え方)
は新鮮に感じます。

ですが、
もともと「何を見るか」を
勝手に選んで見ているのが
物理を見る目です。

いま見えているものだけでなく

もっといろいろなものが
あることに気づいて

視点を切り替えてみましょう。

そこに、
極意とか、奥義とか、神髄
と呼ばれるものが隠されています。
 

 

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