「直角頭党」宣言 この歌を聴け!
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“森ゆに”を聴け!

 森ゆにの歌声を聴け!
 無人島にどんなレコードを持って行く?、という問いかけがある。
 皆、それぞれお気に入りの音楽を見つくろい、持ち込み可能な枚数に絞り込もうとする。
 僕も迷いはするだろうけれど、定められた枚数に従うことは可能であろう。
 
 だがしかし、これはあくまでも自分が好きな音楽でしかない。
 自分が満足すれば、それで良いわけである。
 つまりは、音楽の価値とは全く別の問題である。
 要するに、音楽的な価値からすれば、この問いかけにはまるで意味がないのである。
 では、別の問いかけをしてみよう。
 この世界に遺すべきレコードは何か?
 好みの問題ではない。世界に必要な音楽を選ぼう。

 森ゆにであろう。

 森ゆにの歌声は、世界遺産に匹敵する価値があると思う。

 この歌声で世界は救われる!

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最高のボーカリスト

 五島良子というボーカリスト(ミュージシャン)がいる。昔でいうところのシンガーソングライター。

 20年前の1990年、『Love&Law』というアルバムでメジャーデビュー、90年代は多くのアルバムを発表し、ライブや他のミュージシャンへの楽曲提供など、活発な活動を行っていた。しかし、00年代に入るとその活動も目立ったものが少なくなり、今ではメジャーな活動はほとんど行われていないようだ(僕調べ)。


 僕が彼女を最後に観たライブは、2000年の8月5日、東京・青山劇場で元PSY・Sのチャカのユニット「チャカと昆虫採集」のライブでのゲスト参加である。デビューから10年目、その歌声は変わらずしなやかな長い黒髪のように、艶があり伸びやかに美しいものだった。とりわけ、ちあきなおみの『黄昏のビギン』のカバーは秀逸で、今でも耳の奥に残っている。


 歌の巧さについては、様々な見方があるのであろう。楽器好きな僕としては、歌声・喉も一つの楽器だと捉えたい。歌の巧さとは、その楽器をいかに巧く演奏するということもあるが、楽器そのものの質も大きく影響するのではないだろうか。


 五島良子は、あらかじめ最高の楽器を持ち合わせた天賦のボーカリストだと思う。勿論、本人の努力や鍛錬もあるかと思うが、歌うべく選ばれた歌声を持って生まれたと思えてならない。

 五島良子の前で恥じらいもなく歌えるボーカリストが今どれだけいるのだろう。少なくともメジャーで露出しているその多くは、鐘ひとつで退場しなければならないのではないか。みんな真面目に歌おうよ!


 さて、そうした良いミュージシャンに陽が当りにくい仕組みについては、またいずれか述べたいと思う。