今までの人生を振り返る、となるとずいぶんと年を取ったようだが、とりあえずまだ半分だ。

 

 今の私は、チョークを握りながら、数学らしきことを人前で伝える仕事をしている。

 

 ときどきTwitterにも書いているように、若かりし頃は未熟ではあったが仕事への情熱にあふれていた。今ではそれと反比例するかのように仕事の技術は上がったが情熱はほとんどなくなってしまった。


 正直物書きになると言って正社員をやめ、いまのフリーランスをやっているというかなりぶっ飛んだ考えをして生きてきた身だ。

 

 ダニング・クルーガー曲線というものがあるらしい。

 

初心者ほど「完全に理解したわ」と言いがちな理由、ダニング・クルーガー効果 | ごんごんブログ (gongon-blog.com)

 

 初心者ほど自分の能力をうまく見積もれず、未熟ながら自分自身は自分を過大評価しがちだということだ。

 

 フリーランスになりたての頃の自分はもしかしてそうだったのかもしれない。

 

 いまは、自分の力が足りないと知る中級者の域だろうか、それも超えて上級者の域にたどり着けただろうか。

 

 本は出した。映像にも出ている。それらは誇れる。

 

 家が建った。それも誇れる。

 

 大学での数学はさっぱり忘れた。そういう点では上には上がいるが、そもそも自分はそこを目指しているかというと、決してそうではない。だからそこでマウントを取られると複雑な気持ちになる。

 

 業界の景気も悪い。それは入った当初からそうではあるが、一層悪くなった。そのあおりを受けそうだ。景気の悪い業界になんて、ずぶずぶになっていたくはない。

 

 もう今の業界から片足を洗うときなのかもしれない。だから私は書く。