頭痛外来ブログ版 ~片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛におびえるあなたへ~ -3ページ目

頭痛に効くストレッチ

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●頭痛に効くストレッチ

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こんにちは。頭痛コンサルタントの山崎です。

先日のニュースで、頭痛と遺伝に関する記事がありました。

前回号でもコメントして下さった方がいたり、
個人的にメッセージを下さった方もいらしたので
改めて、その記事に関する私の見解を少々記させて頂きます。


ある腎臓病の原因と医学的にわかっている
「NBCe1」と呼ばれる遺伝子は、
「神経細胞の興奮を抑える働きがある」とされている遺伝子で、
遺伝性の片頭痛を持っている可能性のある方は、
この「NBCe1」と呼ばれる遺伝子が変異して、
まったく働いてない場合があるそうです。

結果、「NBCe1」という遺伝子が働かないのですから
脳内神経の興奮を抑えることが困難になり、
片頭痛の原因となる“脳血管の拡張”へと繋がるのではないかと思われます。


ニュースで紹介されている研究グループは「結論づけた」と言っているようですが、
上記は、それをふまえた私の推測に過ぎません。

でも、
この遺伝性を明確に解明し、大々的に発表してくれたら、
“頭痛持ち”に対する理解が少しは良くなってくれるかも知れませんね。

そんな未来が“近い将来”であることを祈りつつ、
その日が来るまで一緒にがんばっていきましょう。



・~・~・~・



さて、今回のテーマは「頭痛に効くストレッチ」です。

前回お話した「深呼吸」と合わせて、
ぜひ、あなたの生活に取り入れてみて下さい。



1. まず、足を肩幅に開いて楽な姿勢で立ちます。

   深呼吸をしたときと同じ体制です。


2. 頭を後ろにゆっくり倒します。

   10秒程、倒したままにします。

   この時、呼吸は止めずに軽く“吸って吐いて”をして下さい。

   ゆっくり戻します。


3. 次に、両手を組みます。

   キリスト様にお祈りをする時の手のように。

   その組んだ両手を、後頭部に当てます。

   そして、頭を前にゆっくり倒します。

   背中は、あまり丸めないようにして下さい。

   腕の力で無理やり倒すのではなく、
   腕の重みで下を向いているくらいで良いです。

   自分にとってちょうど良いところ(痛くない程度)で
   10秒程止めます。

   この時も、呼吸は止めずに軽く“吸って吐いて”をして下さい。

   ゆっくり戻します。


4. 次に、右手のひらを左耳の上あたりに当てます。

   そして、右手で引っ張りながら頭を右側へゆっくり倒します。

   この時、体はまっすぐにしたままで左肩が上がらないように
   して下さい。

   自分にとってちょうど良いところ(痛くない程度)で
   10秒程止めます。

   この時も、呼吸は止めずに軽く“吸って吐いて”をして下さい。

   ゆっくり戻します。

   反対側も同様にします。


5. 元の体制(1の状態)に戻ります。


6. 腕の力を抜き、肩だけを上げます。

   上げきった状態から、力を抜いてストンと落とします。

   このストンを5回程します。


7. 次に、左腕を頭の後ろで曲げて、右手で左肘をつかみます。

   右手で左肘をゆっくりと引き、
   自分にとってちょうど良いところ(痛くない程度)で
   10秒程止めます。

   この時も、呼吸は止めずに軽く“吸って吐いて”をして下さい。

   ゆっくり戻します。

   反対側も同様にします。


8. 次は、元の体制(1の状態)から胸を張り、
   両腕の肘が後ろでくっつきそうなくらい後ろへ引きます。

   今度は、その腕をゆっくり前へ持ってきて交差させ、
   右手で左肩、左手で右肩をつかみ、背中を伸ばします。

   この 8 を3回します。


9. 最後に首や肩を軽く回して、
   リラックスした状態で軽く深呼吸をして終わりにします。



・~・~・~・



セット回数や伸ばしている秒数は、ご自身で調節されて良いと思います。

ようは、体を伸ばして心も体もリラックスさせるのが目的ですから。

筋肉やコリをほぐし循環を促進させる、自分にとっての“ちょうど良い”を
心がけて、ぜひチャレンジしてみて下さい。

これも深呼吸と合わせて、朝・昼・夜と実践してみると良いと思いますが、
生活の負担になっていては元も子もありませんので、
ストレスにならない程度に日々の生活に取り入れてみましょう。

効果が現れるまで個人差があるかもしれませんが、
だまされたと思って(笑)。

ストレッチって、結構気持ち良かったりしますよ。

とくに、普段から運動不足だと認識している人は、
体が軽くなったり、リラックスできたり、何となく調子良かったり。



まずは行動です。

やらないよりは、やった方が確実に前進ですから。

でも、急にたくさんする必要はないです。

ストレッチのし過ぎで、筋肉痛になってしまう人もいるそうですから。。。

少しずつマイペースで良いので、
一回の量よりも、続けることを意識して下さい。

上記で紹介したものを、すべてやらなくても良いのです。

自分に効き目がありそうなものから取り入れてみても構いません。

空いた時間に、気軽に楽しむ感じで。


「あ~あ、頭痛にならないために深呼吸とストレッチやらなきゃ。」

よりも、

「そういえば、深呼吸とストレッチやった方が調子いいなぁ。」

と、自分自身に暗示をかけた方が(笑)負担なく続けられるのでは
ないでしょうか。



もし「だまされたぁ~」と思った方がいたら、
お気軽にお叱りのメッセージをお寄せ下さい(苦笑)。

覚悟してお待ちしております。。。

っていうか、改善策を探します。

“万人に100%”なんてものは、ありえませんので。


もちろん「効果絶大よぉ~!」ってご連絡は大歓迎です。

個人的には、そっちの方がうれしいですぅ。

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