勇者になれなかったへたれちきん。 -4ページ目

勇者になれなかったへたれちきん。

大好きな人からの言葉は
 -宝物-なんです。
僕の毎日は-宝物-で
 支えられております。

イフ・




もしも、空を飛べたなら




もしも、魔法使いになれたなら




もしも、御伽噺の主人公になれたなら




どんな世界になるだろう。




そんな事を考えて




深い眠りにつきました。






夢の中で”何か”が私に言いました。




そんな”めるへんちっく”なことはことはないんだよ。と






イフ・




もしも、宇宙人が襲ってきたら




もしも、チンパンジーが人間より強くなったら




もしも、恐竜が自然再生したら




どんな世界になるだろう。




そんな事を考えて




深い深い眠りにつきました。






夢の中で”何か”が私に言いました。




そんな”非科学的”なことはおこらない。と






イフ・




もしも、65億人が同じ額の財産を所有していたなら




もしも、65億人が同じ家に住んでいたなら




もしも、65億人が同じ身分にいたなら




もしも、65億人が同じ宗教を信仰していたなら




もしも、65億人がみんな家族だったなら




こんなに悲しい世界は出来なかっただろうね。




そんなことを考えて




深い深い深い眠りにつきました。






夢の中で”何か”が私に言いました。




そんな”くだらない”世界を望んでどうする。




そのとき私は思いました。




あの悲しい世界を作ったのは




この”何か”なんだと。




私は”何か”に問いかけます。




「尊いアナタのお名前は?」




”何か”は笑って答えます












”欲望だ”と

「サエちゃんはうちのサークルの中で付き合うとしたら誰?」




は?


何を言ってるんですかアホ先輩。




即座に抱いていたクッションを振り上げる。




「いや、もしだよ?も・し」




あ た り ま え だ !




そうか先輩はアホですもんね。


そうか、よくわかった。




「で?誰なの?」




え、答えなくちゃダメなパターンですかこれ。




「はあ…代表と川上先輩と…高橋さんくらいですかね‐」


クッションを抱きなおして適当に名前を挙げてみる。




「ふーん…」




なんですかその興味のなさそうな顔。


自分が振ったんですよ。


解ってますか せ ん ぱ い !




「だって代表は、可愛いし…ほら繊細だし」




重い空気がヤケに応えて最もらしい理由をつけてみる。




「じゃあ、さ、俺はどうなの?」







… …




… … …








え?






何言ってんですか先輩。








「いやあ、だって先輩彼女いらっしゃるじゃないですかっ


付き合ならなんて質問の答えに入ると思ってたんですか?」




急いで取り繕って笑って見せる。






「そっか、はは。それはよかった」






なんですかその満面の笑み。




よかったって、何がですか








ねえ、先輩








言えるわけ、ないじゃないですか




彼女のことばかり自慢するアホな先輩と




付き合いたい、 なんて




ふふ、ずるいよ、先輩、








言えるわけ、ないのに




振る気満々なあなたに




好きです なんて










(本当は誰よりあなたに愛されていたいのに)