毎年大会スタッフをしていて思う事。
大会スタッフをお手伝いして大きなトラブルや事故もなく無事に終わり今年もよかったです。
あくまでも俺個人の感想や考え方ですので
毎年この大会は極真空手、各流派色々な団体のエントリーが可能な懐の大きなイベントです。
今年は人やコロナ対策もかなり緩めに行っていた為試合場前には沢山応援の方々がいました。
自分は選手係の為右往左往しながら選手や親御さんとの対応をしていましたが、まあ一部の人たちのマナーや態度がとても残念だったです。
自分達スタッフや審判に罵声こそ浴びせはしませんでしたが子供の試合や友人の試合が始まる時の確認対応や終わった後の態度と言うか何だか同じ空手を学んでいるとは思えないような受け答えもかなりありました。
私も本当は人の事なんて言えない程若い頃は態度や素行が悪かったですが目上やその状況で人との距離や話し方、接し方は先輩達から痛いほど教わってきたので臨機応変に出来る術はついてるから少しだけエラソーに言わして貰うのだ(笑)
試合上で戦ってる選手達はどの子もどの人達もそれに向けて必死に歯を食いしばり怪我や痛さに耐えながら人々の期待や自分の為に真摯な気持ちで切磋琢磨してきたのです。
その周りの人々もそうですがそこにくるまでの道程はそれを踏んできた本人にしか絶対わからない世界だということを空手をやってる人ならわかると思います。
その裏で多忙な仕事の合間や休みの日でも道場や選手やその他の人達の為に進んでスタッフをしてくれている人達が沢山いることも考えるべきです。
試合や苦労や大変さをわかっている人や選手、親御さんはどんな時でも理不尽に人を責め立てたりはしません。
でも、一部未だに空手さえ強くなればいい試合は勝ちさえすればいいという考え方を周りの大人や保護者が持っていると言う事はとても残念な事だと思うのです。
恥ずべき行為や言動はその人達だけではなくそこにやっと上り詰めて真摯に試合向き合おうとしている選手までをも汚してしまう事ではないでしょうか。
そして、武道空手を学んで貰うために一生懸命日々指導して下さっている師や先輩達をも辱しめる事と一緒ではないかと俺は思います。
その道場の看板を背負っているのですから。
子供のために必死にサポートされている親御さん達も本当に尊敬すべきことだと思います。主張することは時には人として大切な道具なのかもしれません、
しかし、その為に周りが見えなくなり負けた子やその周りに対し自分の怒りや焦りをぶつける事とは全く違うと思います。
組手では心臓がはち切れるくらい緊張し倒される怖さを飲み込んでその前の相手と戦う真剣勝負です、その恐怖に負けないように勇気をもって臨んだ結果が勝ちであろうと敗けであろうと乗り越えた事を称え共に泣き喜び周りの人達にここまでこれた感謝を表すのがサポートというものではないかと。
過去に負けた自分の子を怒りまかせに叩いたり怒鳴ったりしてる人達を何度か見ましたがその行為こそ負けることより恥ずべき行為だと思います。
自分もそして死ぬ気で頑張った我が子や仲間を辱しめてはならないと思います。
武道を習いさえすれば礼節や礼儀が身に付くという事を世間では言いますが、礼節を学ぼうとする人は武道を通してそして師からの教えや普段から自分の心根を正していく気持ちがなければどんなスポーツや武道を習っても身に付くことはないと感じます。
自分も襟を正して精進していきます🙇
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