　最近の推しアナはNHKの川口由梨香アナ。登場は『ヴィランの言い分』で初代アシスタントの久保田祐佳アナの後をうけて現在も番組の仕切りをなさっている。しかし初登場の時はバラエティの仕切りは初めてのようでだいぶ戸惑い、司会の八島智人にイジラレていた。

　元々わたしは『ブラタモリ』の初代アシスタント久保田祐佳アナの大ファン。彼女がこのような感情を入れず、八嶋やゲストのツッコミに対しても淡々と接する度胸ある進行をすることが新鮮で、この番組を観るようになった。

　その彼女の2代目が川口由梨香アナ。初日、八嶋などのツッコミに動揺し、オロオロする様子を見てかわいそうに、おそらくこのようなバラエティは初めてなのかな、と。でも一生懸命にアシスタントを勤めようとする姿が健気で応援してみたくなった。

　その後時折スポットニュースで原稿読みをする姿を見て、そこはアナウンサー、真顔でしゃべる姿は才媛そのもの。バラエティとは違い仕事をしている、との姿がみえた。

　そんな彼女も『ヴィランの言い分』の2回目からは初回と違い番組に慣れたようで、八嶋、ゲストの芸人たちのツッコミにも表情を替えずに対応してみせる。その彼女が夏休み恒例の林修が司会をして芸人らが回答する『へんてこ生物アカデミー』にアシスタントとして登場。

　この中で『ヴィランの言い分』では封印している笑顔を見せてくれた。いや、ゲストの芸人たちに笑わせられたからだが。それでも笑顔を見せない『ヴィラン～』とは異なり、素顔を見せてくれた川口アナは、かなりカワイイ。

　番組の中で蜘蛛の糸を採取する研究者が登場し、彼はその糸でバイオリンの絃を撚り、音を出すようにまでし、演奏してみせた。そこで司会の林先生は、「川口さんもバイオリンを弾きますよね」と彼女に振ると、大学まで勉強していたと告白、で、その蜘蛛の糸のバイオリンで演奏した。

　打合せがあったのか、なかったのか、それでも左手の指の形でわかるように、この演奏は本物。見事蜘蛛の糸でメロディを奏でた。また雲の糸とバイオリンの鋼鉄の糸との違いも述べ、セミプロ級の感想。NHKにはほかにもピアノの林田理沙アナ、ハープの演奏もできる赤木野々花アナがおり、それぞれの楽器を大学時代まで習っていた。

　この三人で合奏してのコンサートを、NHKは開いてくれないかな、ムリか。

NHK川口由梨香アナ、こんなことができる人