カスタム車輌をオーダーする際、ショップ側とユーザー側は対等であるべきだと思います。
そこに、何か「おかしな上下関係」は、あるべきではない。
例えば・・・
まず、お店目線から。
さながら「俺様」の如き、店主の接客態度だと、ユーザーはドン引きです。
店主に、物凄く気を遣う・・・
その上で、希望の車輌を作成して「いただく」・・・
そして、店主は、ふんぞりかえり・・・
・・・
まぁ、実際こんなお店は、無いでしょうが。
次に、ユーザー目線から。
「こっちは客だ!金を払ってやる立場だ!」
というモンスター並みの振る舞い。
客なんだから、ナニを言っても良いんだ・・・という発想は、危険です。
平気で無理難題をお店に強要する・・・
よっぽどじゃないと、こんな悪質な客は見かけない。
いや・・・そんな客は、ゼロと思いたい。
で・・・これらを踏まえ・・・
フルカスタム車輌である、愛車アーリーショベルの完成までの・・・
自分が心掛けていた点について、触れていきます。
始まりは、このエンジンから。
このエンジンを・・・
ナックルフレームに搭載するという、壮大なプロジェクト。
で、ここから更に・・・
外見がボンヤリと見えてきて・・・
エンジン・ミッションのフルOHを経て・・・
タンクのペイントを終え・・・
で、完成・・・
コンニチに至る・・・って訳です。
本当に壮大なプロジェクトとなる事は、容易に想像出来ました。
ビルダーのHさんには、是非・・・!!
「同じ『造る』のなら、気分よく楽しみながら作って頂きたい」
・・・と思ったので、まず一番初めに心に決めた事は・・・
「絶対に完成を催促しない」
・・・という事。
完成を焦らない。
ありがちですが、早く納車して欲しいから、と・・・
「ねぇ・・・まだ!?いつ出来るの・・・!?」
などと、絶対に言わない。
それは勿論、完成は誰よりも楽しみではありましたよ。
でも、Hさんにも満足のいく作業をして欲しかったんです。
俺から急かされて、気が重い中、作業はして欲しくない。
どうせなら、気分良く造って頂きたい。
あとは、時々・・・
自分も作業風景を、邪魔にならない範囲で、見物させてもらい・・・
後の愛車となる車輌が、少しずつ完成していく様を見届ける。
それだけでも楽しかったですし、貴重な体験でした。
また、Hさんと自分の、所謂「感性」みたいなものも重要です。
一台の車輌を作り上げていく中で、必要不可欠な要素でもありますが・・・
方向性が、何となく似通っている・・・これが大事。
ハンドルバーは・・・
シーシーバーは・・・
ペイントは・・・
原則、自分の希望を要点だけ伝え、あとは「お任せするスタイル」でした。
あまりにも突飛な事は言わない。
そんな美的センスも、一切備えていない。
そして、お任せした以上は、一切クチを挟まない。
だったら、とにかく無難に。
コンセプトでもある、「普通」な車輌。
・・・を、心掛けました。
結果、Hさんも、相当な苦労は伴ったものの、楽しく取り組めたそうです。
結果、お互いになんか、こう・・・
「ギクシャクした」とか、そういうネガティブ要素も全く無く、無事に完成〜納車まで迎えられた事。
・・・それが一番大きかったですね。
自分を、納車まで「かなり待たせてしまった」という、自責の念も少なからずあったようですが。
大丈夫です。
「Hさんに待たされた・待たされている」みたいな考えは、一切抱いておりません。
手を真っ黒にしながら、懸命に造り上げてくれた・・・
その苦労も、間近で見てきたので、よく分かります。
つまり・・・
そういう良好な関係性を、お互いに構築していこうとする、その姿勢が重要だった。
・・・そう思います。
お店側もユーザー側も、「相手がいてこそ」の関係性です。
そこに、おかしな上下関係はいらない。
終のハーレーとして、渾身の一台を作ってくれた。
あとは、乗れなくなるまで、アーリーショベルに乗って、楽しんでいればいい。
乗れなくなった以降の事は、娘・息子が何とかしてくれる。
余計な心配は、一切無用。
黙って楽しく、アーリーショベルに乗ってりゃ良い。








