今日は僕と沖縄の出会いのお話を…
ちょうど10年前ぐらいに初めて沖縄に行きました。
『南国!』『青い空!』『青い海!』を求めて! バカ丸出しで!
着いたら・・・ 台風直撃!
沖縄の台風は一味違います。 車で走るのが恐いぐらいの雨量で、風もハンパない
一歩も出れない状態で、仕方ないから、トイザラスで軍艦ゲーム(知ってる?)を買ったぐらい・・・
そしたらワタクシ、キレた!
『こうなったら飲みちらかしたるわい!』
まずは居酒屋で軽くひっかけながら、店員に店をリサーチ
なんでも地元の人に聞くのが一番! 観光地では、「地元の人しか行かないような店を教えて下さい」といつも聞きます これ鉄則!
教えてもらった店に行って、またそこで次の店を聞くってのを繰り返してフラフラしてると、一軒、普通の民家みたいな店らしきものを発見
路地裏、怪しいもの好きな僕は、ビビりながら扉を開けました。
そしたら奥が見えない作りになってて、話声は聞こえる
勇気を出して入っていくとカウンターにお客さん2人だけ
お店の人は『誰?君?』みたいな顔
その時僕は『これは面白そう』と思いました 雰囲気も良かったし、何より『君だれ?』って事は常連しか来ないようなお店だということだから
店員『何飲む?』
俺『何がありますか?』
店員『珊瑚礁とビールしかないよ』
俺『え?珊瑚礁って?』
店員『泡盛だよ。ナイチャー(本土の人)ね?』
解説すると、ビールか泡盛しかないお店で、僕「をウチナー(沖縄の人)と勘違いしてたということである
かなりテンション上がってしまった これはイイ店に入ったなと
後々気づくんだけど、僕は沖縄人によく間違われるようです
そしてその店のマスターの息子さんと僕がよく似てるようで、話が合って朝方まで43度の泡盛をへべれけになるまで飲みました
そして1年後、また沖縄に行った時、またそのお店に行こうと思って、昼間に場所を確認しようと思ってウロウロしてると、そのマスターと偶然会いました。
僕が話しかけると
『あ~、憶えてるよ。今日来るよね?』
嬉しくなっちゃって、3泊して3日行きました
3日、深夜まで飲むと知り合いもできてきて、ほぼ毎年行くようになりました。
ひどい時は1年に4回行ったことも
沖縄にどんどん魅かれて行った僕は、沖縄の歴史、文化も興味を持ち、本を読んだりするようになりました。
そのお店は、マスターがフォークソングを歌い、お客さんも歌うお店でした
当時僕はギター弾けませんから、聞いて、酔っぱらって
マスターと奥さんにはホントにかわいがってもらって、家にも行ったり、ドライブしたりご飯食べさせてもらったりするようになり、沖縄の両親のような存在でした
奥さんから聞いたんですが、マスターは僕が来るといつもよりたくさん歌ってたそうです
子供みたいで、優しくて、あったかい人でした。
4年前ぐらいに、沖縄に1年以上行ってない時があって、一人で飲んでたらさみしくなって、なんか沖縄の風を感じたくて、僕に似ているマスターの息子に久しぶりに電話しました
そしたら、その前日にマスターが亡くなって、これから通夜との事でした。
僕は実感がわかなくて、息子にしっかりするように言って電話を切ってからしばらくボーっとして、涙が溢れてきて、でもそれを今知った事が嬉しくて、「きっと教えてくれたんだな」と思ってまたずっと泣いてました。
他人に何かを相談する事が苦手な僕が、相談できた人でした
今でも大好きだし、心からありがとうと思っています
僕はそこのお店に行ってなかったら、沖縄を好きになってないし、今ギターを弾いてないと思う
マスターがいなくなってからギターを始めた僕は、いつか自分で曲を書くときはマスターの事を歌にしようと決めていました。
そして初めて作った曲が『Thank you, Master』という曲でした。
僕はその曲を、マスターの1周忌の追悼ライブで、人前で初めて自分の曲を歌いました
初めてなのに全然恥ずかしくなくて、泣きながら歌って、下手くそなのにすごくほめられた
その経験があるから僕は今でも歌ってるんだと思います
そのマスターのお店はなくなってしまったけど、そこで知り合った人とは今でも沖縄に行くと酒を飲みます
ありがとう マスター!
そのお店の名前は
『OPEN SPACE』
これだけをサラっと書くつもりでしたけど、長文&くらい話になってしまいました
読んでくれてありがとう!

