★最近対応した空室物件が、とても強烈に汚れていたんです。
・浴室は、アイボリー色の天井が真っ黒になるくらいの、大量のカビ。
・ガラスサッシは、すりガラスから指す光を奪うほどの、大量のカビ。
・トイレの換気扇は、今までに見た事がないほどてんこ盛りになったホコリ。
・ゴキブリの死骸1匹。生きたゴキブリ2匹と遭遇。
・床は、湿気を含んだホコリがこびりついていて、掃除機で吸えない。
…とまぁ、とにかく尋常じゃない汚れ方だったんです。
ま、僕もプロなんで、
汚れ具合に関係なく、やるべき事をやるだけなんですけどね。
★それはそれとして、
実は、この物件対応中に、このマンションのオーナーさんと会話したんですが、
そのオーナーさんが、驚愕の事実を教えてくれたんです。
「ここ、母親と、小さいお子さん2人が住んでたよ。」
ビックリしましたね。
と同時に、胸が痛みましたね。
正直、お世辞にも広いとは言えない1Kタイプのマンション。
室内が大量のカビやホコリに汚染されたこの部屋に住んでた子どもたちは、
どんな気持ちで毎日を過ごしていたんだろう…。
成人している人の場合は、自己責任で住んでいるわけですが、
小さい子どもたちの場合は、親に育ててもらいながら過ごしています。
小さい子どもたちから見れば、
快適な空間で過ごすか、不快な空間で過ごすかは、
育ててくれている親によって左右されてしまうわけなんですね。
★僕は、常々このように考えています。
幼児や児童への虐待が繰り返される家庭環境は、
掃除が行き届かない不衛生な環境になっている!
だから、今回の空室清掃でオーナーさんから事実を伺った時には、
本当に胸が痛みました。
実際にこの部屋に住んでいた母親は、虐待をしない、
優しい母親だったかもしれません。
子どもたちも、何不自由なく、親への不満もなく、
毎日を過ごしていたのかもしれません。
でも、これだけは言えます。
掃除が行き届いていない不衛生な環境では、
真っ当な子育てはできません。
子どもは、毎日を生きていくことでたくさんの事を学ばなければなりません。
子どもの頃に学んだことは、大人になった時の生き方に、大きく影響します。
例え、虐待をしていなかったとしても、
不衛生な環境では、十分な“学び”を得ることはできません。
子どもたちが素直な心で学び、成長していくことと、快適な生活環境は、
大きく直結しているのです。
★どうやら、
僕が空室清掃を行ったこの部屋に住んでいたのは母子家庭だったようです。
若い母親が、小さな子どもたちを世話しながら働きにも出なければならない。
心休まる時間が全くないほど、かなりの苦労をされていたのかもしれません。
ついつい、家事や掃除を後回しにしてしまいたくなる気持ちも理解できます。
しかしそれは、
子どもたちには、一切関係ない事なんですよね。
たとえどんなに苦労しているとしても、
我が子たちの健やかな成長を最優先に考えれば、
手を抜いて良いところと、
絶対に手を抜いてはいけないところが見えてくると思うんです。
あなたが健やかな我が子の成長を願うならば、
絶対に、掃除の手を抜いてはいけません。
…どんなに苦労が絶えない生活だったとしても、
最低でもこれだけは、最優先に考えて欲しいと思います。
【今回の一言】
生活環境と考え方は、互いに影響し合うものである。
9月19日
トクさんでした。
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