★今シーズンの繁忙期を振り返ってみると、
いろんな経験をさせていただきました。
①某学生マンションでは、普段ならほぼ100%OKをもらえている
クォリティで何度も何度も手直しを指摘されました。
②某ファミリータイプの案件では、仕上がった結果ではなく、
僕の進め方そのものを根本的に否定されたりもしました。
開業3年目にして初めて体験する、我が技術の全否定!
冗談抜きで、
特に4月後半戦あたりは、
相当悩みながら現場を対応していましたね。
今までに作り上げてきた効率の良い(と、自負していた)作業手順や清掃技術。
4月後半戦から5月前半戦にかけての約2週間で、
今まで積み上げてきた清掃ノウハウを、すべて崩しました。
作業手順を根本的に変えてみたり、
使う道具を根本的に変えてみたり。
また、
それぞれの道具の使い方を根本から変えてみたり…。
まさに、
試行錯誤!((+_+)) …そんな毎日の繰り返し。
でもね。
このような試行錯誤を毎日繰り返したおかげで、
僕の清掃技術は更なる成長を遂げる事ができました!
例えば…
↓
①某学生マンションの空室案件は、最初の5~6件は手直しが多かったけど、
後半戦~ラストにかけての10件以上はすべて、ノークレームでした!
②清掃道具は、今まで以上に丁寧に扱えるようになりました!
③清掃後の最汚損の被害が大幅に減少しました!
↑
おかげさまで、
繁忙期シーズンを終えた今でも、そのクォリティは変わらず、
ノークレーム対応を継続する事ができています。
★今回の自分の技術改革には、とても大きな特徴があるんです。
それはね…。
実は、現場件数を重ねるごとに、自分の技術が、
その昔働いていた洗い屋職人時代に戻っているという点です。
今回の試行錯誤を繰り返して、
「ひょっとして、このやり方に変えたらええのんと違うか!?」
って思ってやり方を変えてみたところ、
「そういえば、このやり方って、洗い屋職人時代にやってたな!」
と、思い出す事が
何度も、何度も、ありました。
しかも、10年以上誰かに教えながら学んできた清掃知識が備わっているので、
職人時代には感覚的に身体で覚えていて、
それほど意味もわからずにやっていた清掃技術が、
具体的に根拠だてて、理解できるようになりました。
やはり、
先人の知恵ってすごい!(*^_^*)
★それでね。
この繁忙期の経験を振り返ってみて、
僕は、こんな事を思うようになったんです。
「世の中どれだけ進化し、
どれだけハイテク化が進んだとしても、
腕のいい職人さんの技術は永遠に変わらない。
なぜならば、職人さんの技術は、
“原理原則”に基づいているからだ。
時代がどれだけ変化しても、
“原理原則”とは、絶対不変なものである。」
…これって、
洗い屋職人に限らず、他の業種の職人でも、
共通して言えることだと思うんですよね。
【今回の一言】
精進とは、常に一点を見据えて深く追求することである。
5月18日
トクさんでした。