東日本大震災のときは、電池の重要性を実感させられた。
懐中電灯は誰でも準備していると思うが、停電が何日か続いた時に大切なのは電池のストックだ。
特に単一電池は重要。たいていの懐中電灯は単一を使う。
さらに、ガスコンロや反射式ストーブを点火する火花をおこすのが、単一電池だった。
震災のさなか、近所の人に単一電池を貸してくださいと言われて、渡した。
「あとで返しますから」と言われ、きちんと返してくれたが、貸した瞬間の単一電池の価値と返してもらった時の価値は全く違うと思う。
何しろ、二ヶ月近く単一電池は入手困難だったのだから。
震災の時に、被災地で物を高く売る人に文句をいう人がいたが、経済原理から言えば妥当だ。
貴重な品を、交通費をかけて持ってきてくれるのだから高くても仕方ない。
いくら親切な人でも、この時、この品をただであげられる人はいなかったのだから。
