Kodak Retina Automatic III | Is it any wonder?



Kodak Retina Automatic III

circa 1962

これも貰った物で、おそらく父親から。
自分では一度も使った記憶無し。いつ箱に入れたすら記憶に無い。
その箱は長年クロゼットの中にあった。

クロゼット内の箱を開けた時にいろいろと懐かしい物が顔を出してきた。
持ってたことすら覚えてない様な物もたくさんある。

その中の一つが古いカメラ。



Kodakは1930年代にRetinaと言う名のフォールディングカメラをリリースした。
このカメラが最初の135 35mmフィルムを使用するフォールディングタイプだった。
この後シャッターの改良、レンジファインダー、フラッシュのシンクロ、
当時は一般的だったフィルム巻き上げノブの代わりに巻き上げ専用レバーの追加、
ライトメーターの追加等の改良を重ね1960年まで生産された。
その後このノンフォールディングタイプのカメラを販売することになる。
他にも1眼レフバージョン、プラスチックボディモデル等も続々と発表した。



これはRetinaシリーズの後期版にあたるノンフォールディングカメラで1962年の生産。
前記のKodak 35 Rangefinderと同じく金属製で重たい。
2機を比較すると時代の差を感じる。
それは装備のせいでもあり、デザインでもある。




エングレービングされたRetina automatic IIIのフォントが
いかにも60年代に作られた事を物語っている。
その下にはMade in Germanyとドイツ製とある。







底に付いているフィルム巻き上げ用のレバー


フリップカバーの革張りには
Kodak Retina Camera
とエンボスされている。


Produced 1960-63 Germany

Film type 135 (35mm) 

Picture size 24mm x 36mm

Weight 20.2oz (573g)

Lens Schneider-Kreuznach Retina Xenar f/2.8 45mm, Slip-on type

Focal range 3.5-30 to infinity

Filter size N/A

Shutter Compur Leaf Shutter

Shutter speeds +B 1/30-1/500

Viewfinder Bright line with Parallax correction marks
Exposure meter Gossen coupled Selenium cell meter, Shutter priority auto

ASA 10-1250

Battery N/A
Flash PC socket, Cold shoe

Self-timer