体調不良により再入院しました。 
今年に入って6回目です。 
飲食ができず、起き上がれなくなりました。 
炎症による貧血がひどいのもあります。 
主治医は、放射線治療の副作用もあるからね、と言いましたがそれが主原因ではないでしょう。 

輸血と点滴(エルネオパ)で少しは体力も戻ってきていると思います。 
病院で出される食事もけっこうとれています。 
昨日は、バナナを1本食べれびっくりしました。 

体力が戻れば、食事もとれる、そうすれば、輸血に頼らずとも貧血はひどくならないかもしれません。 
プロシュアやインナーパワーで炎症を抑えれば、治療ができるレベルも期待できます。 
抗がん剤は無理でもリンパ球療法やNKT療法もあります。 


ただ、本人は、生きる意欲を失っています。 

治療はしないのでそれほど最期は先ではない 
痛みもだんだん増してくるだろう 
一人で出歩くことももうできそうもない 
ストマと腎ろうをつけた状態で、ずっと部屋にいるのだ 

「死にたい」と何度も言う妻に対して、「だいじょうぶ」とも「がんばれ」とも言えません。 
かけられる言葉は慰めにもなりません。 
今は、実感できる体力の回復を願い、寄り添うだけです。 
それすれば、気持ち的にも前向きになれるのではと感じます。 

仕事と家事に加え、病院での看病も加わった毎日が、日常となってきました。 
妻の病勢は進んでいる一方で、普段の生活を続けている、そんな2つの状態がうまくコントロールできなくなってきました。 
妻と同じように、「この状態から逃げたい」 

昔は辛いときは考えなければいいと思っていました。 
そのうち時間が解決してくれる。 

どこまでがんばれるか、少し自信がなくなってきました。