豊橋で路面電車に乗り、車窓から一際目立つ立派な建物。また、撮り鉄カメラならカメラを構えたいのは東田坂赤岩口車庫、そして豊橋市公会堂前では無いのでしょうか?荘厳なデザインに惹かれつつも敷居が高かったり、興味が無かったりしているのではないでしょうか?



豊橋市公会堂
2018年7月16日

豊橋市公会堂は1928年9月、この年に挙行された御大典(天皇即位式)の奉祝記念事業として建設されました。当時の市役所庁舎の失火により少し遅れ1930年7月に着工、1931年8月に完成しました。


ロマネスク様式は西暦1000年から1200頃までの西欧建築様式で、教会堂建築において最高の知識・技術・芸術が集約されており、彫刻や絵画は聖堂を装飾するために欠かせない要素でした。
ロマネスクという言葉は直訳すると「ローマ風の」という意味ですが、美術史・建築史において
は19世紀わ以降使われるようになった用語です。当初は「堕落し粗野になったローマ風の様式」という蔑称としての側面が強く、その芸術的・建築的価値が評価されるようになるのは20世紀になってからであり、まさにルネッサンス(文芸復興)な言葉なのです。


豊橋市公会堂
貴賓室の天井部の装飾
2018年7月16日

ロマネスク建築の建築物は大陸全体で見られ、帝政ローマ建築以来初めての汎ヨーロッパ建築様式となり、鉄道や船舶にも影響を受けて時代に機能美も備えた結果、アール・デコスタイル、そして流線型と現代の建築へと繋がっていくのです。


正面入り口の列柱はコリトン式、その列柱に与えられた半円アーチは重厚な外観のなかに柔和な表情を持ち、技術が格段に進歩した現代でも表すことは出来ないでしょう。


ロマネスク様式と呼ばれる正面両側のドーム頂上までの高さは、16mもあり豊橋市内の鉄筋コンクリート造りの近代的建築物の発祥ともいわれています。また、風格のある雄姿、意匠など建築界においても高く評価されています。


建築から間もなく80年の歳月を経て今もなおその美しく堂々とした姿に惹かれてしまう豊橋市公会堂。建物の中の写真も時々上げていたように、実は館内の見学が出来ます。
しかも当日飛び込みながら館内・ホール・貴賓室まで無料で見学出来ました笑い泣き
※この行為は大変迷惑で失礼ですね、慎みましょうショボーン

  1. 豊橋市公会堂
  2. 丸レッド開館時間
  3. ●午前9時から午後9時まで
  4. (館内見学は16時頃まで)
ダイヤグリーン館内見学料
  1. ●無料

丸ブルー休館日丸ブルー
  1. ●毎月第3月曜日(当該日が国民の祝日または振替休日に当たるときはその翌日)
  2. ●年末年始(12月29日~1月3日)

と、ならないのが乗合処やまや
いやらしーい
マニア目線グラサン



これは以前upした浜松駅前の光景です。
実はこの写真のなかに豊橋市公会堂と共通した建物がありました。時代と場所を超えて、果たしてナニがあるのか。セピア色の風景をマニア目線で見てみればある郷土の偉人の姿が浮かび上がってきました。