純正車高、1インチアップ、さらにはローダウンまで対応できる、低めの車高用のエンジンオイルクーラーキットが完成し、販売開始しました。

 

もうちょっと車高アップした64用のオイルクーラーはこれから開発していきます。

 

通常のオイルクーラーキットのオイル取り出し方法は、エンジンとオイルフィルターの間にオイル取出しブロックを装着するため、オイルパンの下部より30mmほどオイルフィルターが下に飛び出してしまいます。

オイルフィルターの下にはラテラルロッドが通っていて、低めの車高では左前のサスペンションが縮んだ際に、ラテラルロッドとオイルフィルターが干渉する恐れがあります。もしきつく当たってしまうとエンジンオイルが漏れ、最悪はエンジンを壊してしまう危険性もあるので、オフロード走行はもちろん、凸凹のきつい路面の悪い道路を走るのも怖いです。

純正より太いラテラルロッドを使用している場合はさらにやばいですし、ラテラルロッドが曲がる恐れもあります。

 

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純正車高で、オイル取り出しブロックをつけると、オイルフィルターとラテラルロッドの間は65mm。

 

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バンプタッチした跡がありますが、バンプタッチしゴムが縮むまで約80mm

ラテラルロッドは右側に支点があるので80mm全部は縮まないですが、勢いよく縮んだら・・・って考えると・・

 

 

なので、当社が考えたのが

オイルフィルター移動式オイルクーラーキット

こちらです↓

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左のフレームにオイルフィルターを移動。

移動ブロックには油温、油圧センサー装着可能。

オイルフィルターは純正と同等の大きさのものが使用可能。

 

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オイルパンの下に出っ張るものは何もないです。

ノーサスにしてもラテラルロッドと当たる事はありません。

 

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クーラーコアは2段階で高さが変えられます。ショートバンパーは上段で、純正バンパーは下段でつけるとバンパーグリルにピッタリきます。

 

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フレームとボディにまたがってクーラーコアを固定するため、間に防振ゴムを入れて、ステーやコアのクラックを防止します。

 

 

で、効果のほどは、

ハイスペックコンピュータークレバー、スーパーサクションキット、パワーチャンバー等、今できることをほぼやったJB64でテスト、

オイルクーラー未装着。外気温20度。

関西のある国道を気持ちよく走行していたところ、あっという間にここまで上昇! もうこれ以上はヤバイということでアクセルオフ。

 

オイルクーラー装着。外気温25度。

気持ちよく走行しても100度ほど。ちょうど頃合のよい温度に落ち着きました。

通常の巡航だと90度ぐらいで安定です。

 

コンピューターやってる車なんか、あっという間に上がります。

皆さん、油温計がついていないから、油温の事は気にせずアクセルを踏んで気持ちよく飛ばしておられると思いますが、実は油温って結構上がってるんですよ。

120度を超えるとヤバイ域で油膜ギリギリ保っているぐらい、130度になると死亡。油膜切れ、メタルブロー、エンジン死亡。1万円札が何十枚と飛びます。

 

コンピューターが純正なら油温の上昇は少しマシで壊れるまでに至りません。

なぜかというと、コンピューターが純正だと燃料が濃く、必要以上に多く噴射します。燃料を大量に噴射すると、燃焼温度は低めになり熱発生量は抑えられ、油温上昇も抑えられます。

これが純正コンピューターのぶっ飛ばしてても壊れない理由。

ただ、非常に燃費が悪いのと、弱い爆発しかないのでパワーが出ず、おっそい。のは皆さん知っておられると思いますが、

 

チューニングコンピューターは、この濃すぎる燃料を絞ってパワーに変えています。

だから熱の発生量が多くなり、油温を上げてしまうんです。

 

おわかりいただけたでしょうか?

エンジンオイルクーラーの必要性が。

ただ、オイルクーラーならどんなのでもつければいいってもんではなく、皆さんの車の仕様に合ったものをつけてください。

油温上昇によるエンジンブローは避けれたとしても、干渉、オイル漏れによるエンジンブローの可能性もありますので。

 

 

拘りに拘りぬいたエンジンオイルクーラーキットです。

ただ、値段が高いです。

165000円(税込み)

 

さーせん、許してください。

その代わり、性能と対応範囲の広さは保証します。

エンジン壊すよりは安いです。

 

 

では、