だいぶお待たせしているJB64の純正コンピューター書き換えチューニングですが、やっと目途がたってきました。
ゴールデンウイークぐらいには完成させて発売開始したいと思います。
開発途中のパワーチェックグラフです。
ほんまに開発途中なので、ここからもっとセッティングを煮詰めて、パワーもトルクも上げていきます。
純正実測値は、トルク8.83kgm、パワー54.06ps
ハイスペックコンピュータークレバーは、トルク11.23kgm、パワー73.4ps
純正値をメーカー発表のトルクとパワーに修正すると、ハイスペックコンピュータークレバーでは、トルク13.5kgm、パワー88.0psぐらいになります。
乗りやすさ、坂道での力強さを決める低回転粋でのトルクが、純正と比べるとかなりアップしました。
アクセルを踏んで4500回転ぐらいまではほぼ横ばいのフラットトルク。これはかなり力強く乗りやすいです。
4500回転から上は、パワーが65ps以上出ているので、パワーで押し上げてくるという感じになります。
当社のパワーチェックグラフは、ちゃんと5速で測っています。
4速で測っているメーカーもあるようです。4速で測ると数字が大きく出てトルクとパワーが出てるように見えます。
そんなずるい事当社はしません。当社はいちばん数値が出にくい5速でパワーチェックを行っております。
グラフの右下の青色の ratio ってところが6.824:1なら4速で測っている事になります。当社は5速なので5.040:1です。
もしくは、4速で測っているところは、5速のときに入ってしまうリミッターが解除できていないから、しかたなしに4速で測っているかのどちらかです。
当社も、コンピューターができる前はこのリミッターが入って5速では高回転までパワーチェックできなかった為、仕方なしに4速で測っていた事もありますが、コンピューターができるようになった今では4速で測るなんて事はありません。
コンピューターができてるのに4速で測るなんてずるい。お客さんをだましてる。
比較するために4速でも測りましたので、いちばん下にグラフを載せておきます。
もうすぐですので、いま他店のコンピューターをお考えの方、予約されている方、ちょっと待ってください。
どこよりも速く、乗りやすく、燃費もいいコンピューターを開発しますので、もうちょっとお待ちいただければ幸いです。
JB23の時代は、全国の多くのショップさんが当社のコンピューターを使ってくださっていました。JB23の時代も10社ぐらいからコンピューターは出ていましたが、その中から当社のコンピューターをお客様に勧めていただいていたということはそういうことないです。
ショップであればいちばん良いものをお客さんに薦めますよね。あとトラブルが無いもの。
当社は性能差が出るパーツは性能ナンバーワンを目指して開発しています。コンピューターももちろん性能ナンバーワンを目指しています。絶対後悔はさせません。
がんばって開発していますのでもうちょっと待ってください。
ここまで言うても、待てない、早くコンピューター変えたい。って方はもう止めることはできません。残念です。
ただ、エンジンを壊さないためにこれだけは読んでおいてください。ここから下、重要です。
〇〇社のコンピューターを考えているのですが、パワーチャンバーとの組み合わせはどうですか? という質問が多いです。
答えは、良くないです。というか、やめておいてください。
当社のパワーチャンバーはつけるだけで、吸入空気量が増え、パワーもトルクも大幅に上がります。
吸入空気量が増えるという事は、燃料が薄くなる傾向になります。
燃料が薄すぎると異常燃焼が起こりエンジンブローにつながります。燃料が濃いのはまったくパワーでないですがエンジンが壊れる事はありません。
パワーチャンバーは売れに売れまくって、つけていただいている方はかなり多いですが、エンジンブローのトラブルが一件もないのは、純正のコンピューターは安全マージンが大きすぎるぐらい大きいので、少々吸入空気量が増えても燃料が薄い状態にはならないからです。
ミニコンフルセットをつけて、ブーストをあげて燃料セッティングを変更しても薄いまでにならないのでエンジンブローはしません。
それぐらい純正状態は燃料が濃いということです。そらパワー出てへんし遅いし走らんし燃費も悪いわ。
これまで車種やメーカー問わず、チューニングコンピューターというものは純正のありすぎる安全マージンを少し少なくして、その分パワーに変えていくというものがほとんどですし、ジムニーにもそれが言えます。
純正ほど安全マージンが大きくないチューニングコンピューターで設定からずれるほどの吸入空気量、排気の変更を行ってしまうと、燃料が薄くなってしまってエンジンブローの原因になってしまいます。
ですので、他店さんのコンピューターは当社のパワーチャンバーに合わせたセッティングを行っておられるわけではないので、燃料が薄くなってしまってエンジンブローの可能性があるという事です。
お分かりいただけましたか?
コンピューターチューニングってそんな簡単なものではないんです。
当社は細かく分けた仕様で販売します。
レギュラーガソリン、純正エアクリーナーBOX仕様
レギュラーガソリン、純正エアクリーナーBOX、パワーチャンバー仕様
レギュラーガソリン、オープンエアクリーナー仕様
レギュラーガソリン、オープンエアクリーナー、パワーチャンバー仕様
ハイオクガソリン、純正エアクリーナーBOX仕様
ハイオクガソリン、純正エアクリーナーBOX、パワーチャンバー仕様
ハイオクガソリン、オープンエアクリーナー仕様
ハイオクガソリン、オープンエアクリーナー、パワーチャンバー仕様
パワーチャンバー仕様は、さらにトルクが1kgmぐらい、パワーが7psぐらいあがります。
開発中のオープンエアクリーナーのスーパーサクションキット。もうすぐ発売できそうです。
オープンエアクリーナー仕様は、トルクは落とさず、あと5psぐらいパワーがあがります。
さらに100PS余裕オーバーの、
ハイフロータービン、大容量インジェクター仕様も作ります。トルクモリモリで乗りやすく、パワーは110PSぐらいまでは持っていきたいと考えています。
最後に、こちらは4速で測ったグラフ。
5速で測ったグラフと比べると、トルクは0.3kgmぐらいですが、パワーが5psも上がります。
パワーチェックはいちばん不利な5速で測らないと駄目です。
これからもいろんなメーカーやショップがいろんなパーツを出してくると思いますが、パワーチェックグラフを見る場合は、ratio の数値を見て、何速で測っているか、ちゃんと5速で測っているかをチェックしましょう。
4速で測っているパーツはトルクもパワーも出ていないと判断してもいいと思います。
ハイスペックコンピュータークレバー、鋭意開発中です。
どこにも負けない最高のコンピューターを作りますので、みなさんもうしばらくお待ちください。
では、