やっと、やっと、やーーーーっと、発売開始することができました。
JB64 パワーチャンバー
JB64のエンジンは、サージタンクが無いエンジンです。
サージタンクというのは簡単に言うと、アクセルを踏んだ際に各気筒へすばやく空気を送るための空気の貯蔵タンクです。
高回転でもこのサージタンクがあると、十分な空気を安定してエンジンに送ることができます。
しかし、JB64は、スペースの問題かコストの問題かわかりませんが、サージタンクが無いためレスポンスもトルクもパワーもイマイチです。
そこでサージタンクの代わりをするのが、このパワーチャンバーです。
本当はスロットル後のエンジンに入る手前に空気溜めを置くのが理想ですが、構造上、作るのがものすごく大変で、ものすごく高価になってしまい、作業も大変なので現実的ではないので、スロットル前に置くことにしました。
どんな大きさ、どんな形の物でも置けばパワーが上がるというものではなく、容量と空気の流し方を考えて作らないとパワーアップしません。
パワーの出る形と大きさを求めたら、こんな形と大きさになりました。
内部構造は企業秘密。
あと、チャンバーはスロットル前に1つだけがいちばんパワーアップします。
2つも3つもチャンバーをつけている車を見ますが、せっかくパワーアップするものを台無しにしてしまっています。
エアクリーナーのところのチャンバーは少しパワーが上がりましたが、スロットルのところのチャンバーと一緒に装着すると、プラスでパワーが上がりそうですが、実は逆でマイナスになりましす。スロットルのところのチャンバーだけがいちばんパワーが上がりました。
これは過去に旧モデルのJB23でテストしたときも同じ結果が出てました。
パワーチャンバーを装着したパワーチェックグラフです。
付けただけで、これだけトルクもパワーも上がります。
パワー7.5PS、トルク1kgm アップ(②のグラフ)
パワーチャンバーを付けただけです。
③のグラフは当社のミニコンフルセットと合わせて使用したグラグで
パワー22PS、トルク2.6kgm
と、さらに大幅にパワーアップします。
おっそいJB64が速くなります!!
これぐらいパワーがあれば、普通に走れます。
違いは余裕で体感します。
装着は簡単といえば簡単なんですが、エアクリーナーBOXのステーを1箇所だけ切っていただく必要があります。
プラスチックなのでノコギリでも、ニッパーでもプチプチやれば切れます。
1箇所切っても他2点とエンジンヘッドとつながっているためグラグラにはなりませんので安心してください。
パワーチャンバー 38000円
JB64(MT、AT共通)
JB74用は製品化前の最終試作段階です。
予定では夏から秋ごろに販売開始できると思います。
では、