やっとここまできました。
JB64も90PSオーバーまでパワーアップできました。
R06-90PSキット発売開始です。
しかも、いちばん厄介だった、スロットルが閉じる事によるリミッターをコントロールする事にも成功しました。
説明は後にして、まずこれがパワーチェックグラフです。
パワー的にいちばん不利な5速で計測しています。
本当はもっと上まで測りたいのですが、スピードリミッターが働いてしまうので測れませんでした。
パワー93.54PS トルク13.29kgm
純正から比べると、パワーが30PS、トルクが2.5kgm以上のアップです。
当社のミニコンフルセットから比べても、パワーが13PS、トルクが0.15のアップです。
グラフを見ていただいてわかるように、アクセルの踏み始めの低回転からトルクもパワーも出ていて、パワーの立ち上がりが速いです。
そして今から説明するのが、今回いちばん苦労したスロットルを閉じる事によるリミッターをレッドゾーン手前まで働かせないという制御です。
以下しっかり読んでください。
新型のJB64のエンジン回転やブースト圧、スピードのリミッターはスロットルを閉じるという方法で働かせています。
このスロットルによるリミッターは、ブースト圧と回転数、速度に密接な関係があり、負荷が小さい1速2速より、負荷が大きくブーストが上がりやすい4速5速のほうが、スロットルが閉じてしまう回転数も低くなってきます。
1速2速は5800回転ぐらいまで、4速5速では5300回転ぐらいまでアクセルペダルの踏み込みに対したスロットル開度ですが、これ以上に回転が上がると、いくらアクセルペダルを一番奥まで踏み込んでいても、スロットルは25~35%ぐらいまで閉じられてしまいます。
当社でテストした結果、ある数値以上にブーストアップした場合、さらに回転数はさがり4600回転ぐらいからスロットルが閉じられてしまいます。
これではハイフロータービンに変えてブーストアップする意味はあまり無いということになりますし、逆に4600回転から上はスロットルが閉じられているのでノーマルより遅いです。
このスロットルによるリミッターをどうにかしないと、ハイフロータービンによる大幅なパワーアップはできないと思い、必死で開発したのがこの黒い箱。
スロットルリミッターをコントロールする秘密の箱。
私はリミッターコントローラーと呼んでいます。
このリミッターコントローラーの開発で、スロットルが6800回転まで100%開くようになりました。
純正では5300回転で30%ぐらいまで閉じられてしまっていますが、この装置を装着すれば、6800回転までスロットル開度をアクセルペダルの踏み込み量と連動させることができます。
閉じられても45%ぐらいにとどまっています。
もしこれ以上に回った場合でも、回転リミッターがちゃんと作動するので、回しすぎによるエンジン破損の心配はありません。
加速Gグラフです。
R06-90PSキットには、リミッターコントローラーを含め、ハイレスポンスタービン、ハイレスポンスタービンに合わせてセッティングしたミニコンスペシャルとミニコンα、専用ステー、強化アクチュエーター、HKSプラグ、HKSエアフィルターがセットされています。
定価 230000円
ハイオクガソリン仕様です。
下から上までけっこう速いですよ。
アクセルに対してしっかり反応します。
ブーストの立ち上がりもよく、ちょっとアクセルを踏んだだけで走るので、街中ではアクセルを踏む量が減ります。
高速道路で追い越し時など、高回転までパワーが持続するのでスピードを上げていきやすいです。
今のところリミッターコントローラーは、当社のハイレスポンスタービンとミニコンスペシャルに合わせた設定のみですので、ノーマルタービン、ノーマルタービン用のミニコンには対応させていません。
いま、ミニコンフルセットがついていて、R06-90PSキットにグレードアップしたいという方は、
ハイレスポンスタービン、ミニコンスペシャル、リミッターコントローラー、HKSエアフィルター、HKSプラグのセットで、213000円です。
速いJB64、
93PSいかがですか?
では、