さて、前回の続きです。石切丸、小狐丸を見て、その足で奈良市に向かいました。
【過去blog】石切丸!小狐丸!金地螺鈿毛抜形太刀!その①


一番始めに……言わしてください!!


昔の鹿はもっと聞き分けがよかったッ!


ふぅ、1つスッキリしましたおいで真顔



この数年というか、昨年より明らかに鹿さんが図々しくなっていました。



コワイ……


必ず鹿に狙われてパンフやらバッグやらをムシャムシャされる人がいるのですが、それとは逆におばちゃんは鹿煎餅をあげても何をしてもあまり寄ってこないで定評があったのに

そんなおばちゃんに何もしてないのに来るわ来るわ……orz


以前は鹿煎餅を持ってないと分かったらすぐにプイってしてたのに、食べ物じゃないの分かってても盗もうとするし、鞄に入れて見えなくしても鞄をムシャムシャしてくるし…


あんなんじゃなかったのに……いくら神様の使いでもあれはアカンチーンペコペコお辞儀しても騙されへんで。



以前のように付かず離れずでいてほしかった。



そして、もう1つ。

石切さんの所で、お昼御飯諦めてまで食べようと楽しみに春日大社の茶店に行ったら定休日でもないのにclosed……


しかも、店の写真を収めようとしたら外国からのお客様が店の前の石段を休憩所としてわらわらわらわらわらわらわら……orz

写真もとれずお腹もすいてボーゼンとするおばちゃん…



今日は神様に嫌われてる……チーンもやもや


相性のよい春日大社ですらコレ。おばちゃん何か試されてる??????




もういい!!別のとこで食べますーぅ、と新しくできた春日大社の国宝殿横のカフェで食べようかと見たら、腹にたまるようなものは売り切れ。




はい、さよですかムキー

ぱんけぇきなるものしかない。でも甘いものは食べたくない。



腹が減りすぎてFwordしか出てこないww

くっ……試されてるわ……笑い泣き怒らない怒らない…



最後の手段で、何軒か知ってる所に行って腹に入れるだけのものを軽く食べました。
タイムロスがあるのでゆっくりはできません。

いれたらほんの少し冷静さを取り戻したので改めて春日大社へ。


ふぅ、ちょっとスッキリおいで真顔




改めて、近鉄奈良駅から約1.9㎞。いつもは一の鳥居二の鳥居から入るのですが最短の直線のルートから。


神々しい鹿さんの写真が撮れました。そうやって大人しくいてくれればいいんです。




こちらが新しい国宝殿です。甲冑や刀剣など国宝352点、重要文化財971点を所蔵しています。
新しいすごくきれいな建物です。

でも、まずは春日大社にご挨拶してからにしましょう。



春日大社も世界遺産の1つです。灯籠がめちゃあります。どれかが万が一化けて出たら青江くんに守ってもらいましょう。





手水も鹿さんです。

外国の方が見よう見まねで柄杓からそのままゴクゴク飲んでいたので、口を付けるのはマナー違反で、下手したらお腹壊すし浄めるもので飲まないほうがよいよと説明したら、今まで回ったところのを全部飲んできたと、日本は清潔だから大丈夫かと思ったと言ってました。

恐ろしいぜ……滝汗




神様にイライラしながら挨拶したくはないので本殿に着くまでに息を整えます。腹が減ってイライラするのは修行が足りん証拠や。


すぅはぁすぅはぁ……チーンDASH!DASH!DASH!



この日は本殿は造替の外遷宮記念のお砂持の拝観しかできません。拝観料¥2000。

今回は中に入るのは諦めます。11月に無料で拝観できる日があるようです。
挨拶も終わって、御朱印も頂きました。


こちらは第六十次式年造替の外遷宮記念の限定御朱印です。来月11月6日の本殿遷座祭まで授与されるものです。

春日大社の朱印に藤巴紋、更にその外側に「第六十次式年造替 拝御假殿」と書かれてあります。


春日大社は下がり藤が社紋です。灯籠などにもありますので見つけてみてくださいませ。
砂ずりの藤という房が長い藤もあるのですがGW過ぎたら芯だけのカスカスになってます。見られる期間が短いので興味のある方はbestな時期に行ってみてくださいね。

藤はご長寿で縁起のいい植物です。


さて、国宝殿ですが始めに入館料を支払った後、真っ暗な通路と部屋を通ります。抜けると雅楽の太鼓が展示してあります。


国宝殿の中は写真カメラNGだけど、ここだけ写真を撮ってもOKでした。雅楽の舞で雅にドンドコする太鼓です。対で陰と陽になってますな。

さて、2階にはいよいよおばちゃんのお目当て

金地螺鈿毛抜形太刀!


飾太刀は貴族のステータス。人モノは斬らない儀式用の刀で豪華絢爛な装飾を施して宮中での地位を示すものです。


毛抜形太刀とは、平安中期~メジャーになってきた刀で日本刀の原型といわれてる刀です。
この金地螺鈿毛抜形太刀は中が錆び錆なのか抜けませんが現存する毛抜形太刀の最高傑作キラキラ

あまりに装飾がキラキラなので調べたら装飾が23金と純度が高い金が使われていることが分かり話題になりました~ヽ(・∀・)ノキラキラキラキラキラキラキラキラ

仏教由来の宝相華や雀を追いかける猫ちゃんがイキイキと描かれあしらわれています。

斬らない刀だからアレだけど、顕現したらただただレアなスーパー貴族のキラキラ公達男士が出てくるのかね。
それとも蜂須賀くんに負けず劣らすの金ぴか男士?


そりゃもう、権力を具現させて見せびらかすようなものだから金に物言わせて豪華に作ってあります。ホント、こんなことすると現代ならイヤらしくてダサくて見てられませんが1000年以上経てば一周して見惚れるだけです。

見栄の塊なんでちょっとでもお金のない貴族は段々と良いものが持てなくなります。なので、細身にしてみたり工夫して節約したらしいです。



他の展示されていた飾太刀もスゴい豪華で復元されたものと見比べられます!


それと、義経が奉納したというカブト鎧兜。鮮やかな朱色と金の装飾。デザインも配色もイカしまくってます!?

まだまだあるけど、飽きない帰りたくないここに住みたい笑い泣き

石切さんで微動だにしなかった審神者のお嬢さん達はきっとこういう気持ちだったのでしょう。



しかし帰りの時間もありますので国宝殿から出ます……腹が減ってるけど、ちょっと遠回りして帰ります。


こちらが、三條小鍛冶宗近本店です。ナイフ三日月くんのお父上の技術を受け継いでいる刃物屋さんです。




刃物以外にもお土産物販売や修学旅行生の団体休憩施設となっています。この日も修学旅行生がわんさかいましたが中に入りチラ見してきました。

今日は買いません……。三日月くんのねんどろちゃんがいました。

修学旅行生が何で刀剣乱舞の三日月宗近(ねんどろ)あるの??ヽ(・∀・)ノって不思議がってたけど

君たちは三日月宗近のゆかりの店で休憩しとるんやでと心の中で呟いてそっと店を出ました。




因みに、お隣の、菊一文殊四郎包永本店も刀匠由縁のお店。

鎌倉時代の太刀 銘包永が国宝に指定されています。いつか実装されるかな?

それと確か、うどんの起源のナントカ饂飩?が有名だったはず。TVでもちょくちょく見ますが、ド忘れです。

調べてみてくださいねアセアセ




ここまで来たら意地やでパームキーハッ歩いて東大寺の方へ。16時……店がどんどん閉まっていきます。

お腹すいた……頼りにしていたわらび餅の店も閉まりました。キッシュのおいしいカフェも近くにあったけどもう、いいチーンもやもや

ぱんけぇきを無理矢理でも食しとけばよかったかなあ。


横切るだけですが、何回見てもこんなに大仏殿て大きかったっけ?ちょっとフラフラと鹿に狙われながら横切ります。夕方でも人が多い……

もう、鹿さんに噛まれようがう○こ踏もうがどうでもよくなりました。


帰り道なので、氷室神社にも。平城京に氷を献上していた神社で、氷屋さんも参拝に来るそうです。夏場は御供えをお下げしたカキ氷かき氷を頂ける珍しい神社です。

氷みくじもあります。

この神社は奈良市内で一番垂れ桜が早く咲くとかで春に是非来たいですな。



力強い御朱印を頂きました。氷室大神と書かれています。もっと細い字の御朱印だったような気もしますが書く人によって違いますし。


御朱印に火打石で星お祓いして下さいます。初穂料は¥600以上です。以上というのは、そういうことです。¥1000でおつり……とはいきませんww納めてくだされ。



さて、近鉄奈良駅まで歩きましたが記憶がありません。お腹が空いたので柿の葉寿司をつまんで、ウチのへし部くん(主人)の分を買って帰りました。


夕方になっても、昼間におきた鳥取の大地震の影響で大阪・神戸方面の電車はダイヤが乱れていましたが、京都に帰る分には影響ありませんでした。

次から兵糧は本丸ではなく鞄に備蓄する。ナイフ一期くん、君は正しい。

プランEまでは考えておかないとアカンな…山だったら幻覚見えてポックリやわ。



疲れた~チーンもやもやこれで、石切丸、小狐丸、金地螺鈿毛抜形太刀と三條小鍛冶宗近本店を見に行く旅というか修行?は終わりです。おつかれしたー
ペタしてね