23日24日は伏見稲荷大社でもお祭り神事をします。祇園祭の後祭と日にち被ってますな。こちらも混雑が予想されます。こちらもこちらで夜は提灯飾りもあって幻想的ですよ~。
→伏見稲荷大社 本宮祭 HP
おばちゃんは伏見稲荷大社も相性あわないから行けないのよ……しかも夜は特にアカン
→参照【過去blog】小狐丸とは踊れない-鉄壁の結界-
ねぇ、……忘れてるでしょ?祇園祭は7月一杯まで神事がありますですよ。
先日は、刀剣乱舞に因んで祇園祭と三条宗近にフォーカスしてみましたが、後祭も忘れてはいけません。
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→【過去blog】祇園祭と三条宗近 その2
→【過去blog】祇園祭 国宝 三條小鍛冶宗近作の御太刀(本物)
前祭ほどの派手さこそはありませんが、厳かにしめやかに行われます
大船鉾という山鉾が蛤御門の変で焼けて150年ぶりに復活したこともあって2014年に元々の祇園祭の形に戻しました。そのため2回巡行をするようになりました。
大船鉾は殿(しんがり)の役目を担っている山鉾。終りよければ全てよしなのでありますな
後祭も前祭同様、一番初めと終わりの山鉾が決まっています。『くじとらず』橋弁慶山から巡行が始まります。
橋弁慶山/北観音山/浄妙山/役行者山/黒主山/南観音山/鈴鹿山/八幡山/鯉山 /大船鉾
さて、今回はその先頭の橋弁慶山の会所へ。
仕事を無理やり切り上げてもらいウチのへし部くんを召喚して見に行きましたよ~。久々終わるの早いのでビール飲んでゴロゴロしたそう、駆け足で写真を撮って帰ります。
前祭り同様宵山期間は会所にて装飾品が公開されています。橋弁慶山は、その名の通り、牛若丸と弁慶の人形がご神体として乗ります。
今剣くんと岩融くんの元の主でござんすね
牛若丸の右手の太刀は誹房附模品。所蔵のものは盛光・伊賀守金道?近江守久道?の作といわれてて、昭和61年から京都国立博物館に収蔵されてるそう。刀長74.8cm、反り2.8cmとのこと。
弁慶の手には刃渡二尺三寸五分の黒漆塗長刀、朱塗蛭巻脇差と1.8mの大太刀を帯びてます。
2階に御鎮座。
今剣くんと岩融くんが元の主と一緒にいるかのようですな
↓五条大橋。当日は牛若丸・武蔵坊弁慶の二体が飾られます。牛若丸は橋の欄干の擬宝珠の上に足駄で立ち片足を曲げて、ばびゅーんぴょーんという感じで乗ります。
絶妙なバランスで躍動感スゴイ折れそで折れない……またチェックしてみてください。
↓夜の橋弁慶山
続いて、ウチのへし部くんもいたので縁起が宜しいので鯉山の会所へ。
ご神体を写させていただきました。鯉は滝を登って龍になる。つまり登竜門。出世運のご利益を頂き、祈願しました~
へし部くんが出世してせくせく働かなくてもお金がざくざく入りますように……
……
横には重要文化財のタペストリーがずらり。
↓そしてコレが150年ぶりに復活した大船鉾。しんがりを務めます。
船頭の大きな龍の彫刻がカッコイイ152年ぶりに龍頭はつけられました!史料や原図はなく当時の文献や絵画などを基に2年がかりで復元成功とのことです。スゴイ
大船鉾のご神体は神功皇后。安産のご利益でした。
今世は一人も無理でしたが生まれ変わったら子沢山でありたい……
24日が山鉾巡行です。後祭の代わりに始められた花傘巡行もあります。
そして夜には前祭で御旅所運ばれて鎮座している八坂神社のご神体が御神輿で担がれて八坂神社に戻る還幸祭。通称「おかえり」と言うそうです。
これで祇園祭の神事も終わりが近づいてきましたー。都の厄落としもそろそろ完了ですな。
祇園祭は別名鱧(ハモ)祭り。昔々、淡路島から都へ運んでも死なない傷まない強い魚で重宝されて今に至る。水がなくてもしばらく生きてるそうな。
骨切りで職人さんの腕が分かるわ。
コレ食べて生を付けてまた一年乗り切りましょ。
スーパーの半額やけど(笑)ごちそうさま。