とうとう明後日から12月!

よく「あっという間」ってって言いますが、子供が生まれてからはほんまに早くて、

赤ちゃん期は1日が15分くらいで過ぎていた気がします。

お兄ちゃん達が小学生になっても、未だ1日24時間あっても足りないくらい

私の行動は遅いのですが…

スマホのカメラが自分向きになってて、その時に映る自分の年老いた顔にびっくりする、

今日この頃。

子供がBSでよく宣伝してるしわ改善クリーム勧めてくる…初回だけ安いやつね。

 

さて、今年一番ひやひやした…いえ、それ通り越して心臓バクバクして、

息つぎも苦しくなるほど早くなった、恐ろしい事件がありました。

 

 

私は時々保育園の連絡帳にイラストを描くのですが、

上矢印に書いた近くの池の話です。

その池には柵もなく、雨の後などは水に手が届きそうな位増えますが、

夏の間は枯渇していました。

自閉症三男はその池に石を落とすのが好きで、よく放り投げていました。

野生の鯉もいますが、餌をあげるぞと言っても愛想なしなんです。

毎回そこに行くと、必死で落ちないように彼を捕まえていました。

 

ある日、彼が家でYouTubeを観ていて、私は外で害虫駆除をしていました。

根切り虫が沢山いたので、植物が元気をなくしていたのです。

そんなことに少し熱中していたら…

あれ?家が静か…

もしかして…

 

悪い予感がしました。

彼は裏口のドアを開けることが出来るようになっていたのです。

表玄関の方は、もし外に出たとしても、別にフェンスをしているので、

乗り越えない限り大丈夫なのですが、裏口はフリー。

自由な世界へ放出されるのです。

 

私は急いで家の中を探しました。

どこにもいません。もぬけの殻です。

案の定裏口が開いていました。

私は裸足のまま、すぐに池の方へ向かいました。

 

思った通り、彼は池にはまっていました。

前日の雨で池は満水。

そこから、よいしょと自力で這い上がっていたところでした。

そして濡れた手を、池の前の石に、

「ぺったんぺったん」

と言いながら遊んでいたのです。

 

ああ、無事だった!と同時に、私がちょっと目を離した隙の出来事。

一歩間違えたら、溺れて最悪の事態になっていたかもしれません。

どこかで「もう5歳だし危ないことはしないだろう」と思っていたのでしょう。

でも、彼は見た目だけ5歳。

中身はまだ1歳なのです。

それなのに、自分の都合のいいように甘く考えていた私の責任です。

本当に自分は母親失格、これも虐待のひとつになるかもしれない、と激しく後悔しました。

 

 

普段の池はこんな感じです。

その日、彼が入ると肩の所まで深さはあったと思います。

びしょびしょになった彼を、私は抱きかかえて、家に戻り、

お風呂へ直行しました。

幸い、池には慎重に足から入ったようで、水を飲んで苦しかった様子もなく、

夏のプールに入ったような感覚で機嫌が良かったので、

随分観察しましたが大丈夫そうでした。

 

あれから1か月経ち、彼は元気に過ごしています。

でも思い出すといまだに私はドキドキします。

肺に水が入っていて、急に死ぬんじゃないかとか、不安な毎日でした。

 

子供の水の事故はよく聞きます。

随分前ですが、近くで同じASDの子が行方不明になり、

川で流されて亡くなられていた事故もありました。

親御さんは必死になって探しておられましたが、

残念な結果で、本当に胸が痛む事故でした。

 

私は我が子に何度も謝りましたが、

当の本人はそっちのけで、なんなら楽しかったみたいで、

お風呂から上がった後、また池に行きたそうでした。

怖い思いをしたら、もう近づかないと思いますが、

楽しかったみたいなんです。

お父さんにも正直に話して、謝りました。

怒られても仕方のないことだけど、「びっくりしたね」と言ってくれました。

こんな私のような失敗が、少しでも、

子供さんの行動に気を付けるきっかけになればと、

情けない話ですが書かせてもらいました。

 

一瞬の気の緩みが、こんな事故を生むのだと痛感しています。

幸い彼が元気で、救急車を呼ばすに済んだのは、本当に運が良かったこと。

神様が私に教えてくれた試練として、これからもっと気を付けていかなければと思いました。

三男を無事に大人にする、元気で過ごしてもらう、

それが私の使命なのだと思いました。

成長具合を気にするより大切な事です。