花舗~花錵~ *カホ~カニエ~*
気まぐれ錺職人「はぢめ」の日記とか作品とか
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青春漫画

新年のお慶び 謹んで申し上げます

本年も宜しくお願い致します



2010年、新年最初の日記です。

盆暮れ、正月。お墓参りの為、年1~2回は帰省するのですが、毎年帰省する度に

「あぁ…田舎に来たんだなぁ」

と、痛感する事があります。

それは

「実家は携帯電話が圏外」

と、言う事実。

都会生まれ、都会育ちの方には想像が出来ないかも知れませんが、未だ地方の僻地では、圏外エリアは数多く存在します。

故に、メールの送受信を行いたければ車で電波の届く所迄出向き、その場で読んで、返信せねばなりません。




…凄ぇ面倒臭いです。




メールの送受信がこんな状況でしたから、当然インターネットに接続出来る訳もなく、基本的に携帯電話が利用出来ない生活を強いられていた訳です。

お蔭で、携帯電話に依存して生活している自分を嫌と言う程認識させられました。


さて。そんな禁携帯な生活で見付けた楽しみが

「昔の漫画を見る」

事です。

押し入れの奥に眠っていた、若かりし自分が見ていた漫画の一頁一頁をめくる度に、青春の思い出が甦ります。


BOYS BE…を見て、当時の彼女を思い出し…

てんで性悪キューピッドを見て、臍下三寸熱くした夜を思い出し…

湘南爆走族を見て、バイクに乗り始めた頃を思い出し…

うろつき童子を見て、彼女に無茶な注文をした事を思い出し…


何とも気恥ずかしい、甘酸っぱい思い出と共に、旧友と再開した様な懐かしい気持ちになりました。


中でも、我が青春の思い出に絶対不可欠な漫画は

「疾風伝説 特攻の拓」

これです。


ご存知ない方にはさっぱりかと思いますが、当時男子学生の間ではかなりの人気を誇っていた、所謂不良漫画です。


…ちなみに、作品のタイトルは

「しっぷうでんせつ とっこうのたく」

ではなく

「かぜでんせつ ぶっこみのたく」

と、読みます。


バイク、喧嘩、音楽、恋愛…多感な年頃の男子には、スルー出来ない要素が盛り沢山の作品で、週間少年マガジンの発売日が毎週待ち遠しかったものです。

私は作品に登場するバイクに心奪われ、華麗なテクニックでバイクを操る主人公達に、何とも言えない興奮を覚えました。

ヨンフォア、フェックス、ケッチ、マッパ、ジェイソン…独特な呼び名で登場するバイクは、当時既に旧車と呼ばれ、たいしたバイトもしてない高校生が購入する事は絶対不可能な高嶺の花…だったのですが、そこは漫画の良いところ。揃いも揃って登場人物達は皆そんな名車に跨がっている訳です。

現実では絶対に不可能な要素がこれでもかっ!!と、畳み掛けて来る展開は、漫画の醍醐味と共に少年達の心をスカッとさせるには充分な威力を有していたのです。


あれからから随分と時間が流れました。

慌ただしく、毎日の生活を凌ぐ事で手一杯になっている私を、当時の私が見たら何と言うのか…?


「オッサン、ダセェな…」

と、吐き捨てられるのか?

「それなりに頑張ってんじゃん!」

と、認めてくれるのか?


話し方、付き合い方、酒の飲み方。

人の見方、切り抜け方、頭の下げ方。

社会で必要とされる処世術をどうにか身につけ、やっとの思いで生活している私は、きっとあの日に憧れていた格好いい大人ではないのでしょう。


それでも、当時の私に伝える事が出来るなら一言だけ…















「俺は今でも単車乗ってんぞ」















あの日の私が、少し嬉しそうに笑った気がします。













今回紹介する作品は

「雪花乃鍵」(セッカノカギ)

です。

花に見立てた雪の結晶を、アンティークキー風のペンダントにしました。

花舗~花錵~ *カホ~カニエ~*-雪花乃鍵.jpg

擬人化

やぁ!ぼくはマックー!

ぼうけんがだいすきな、クマのおとこのこさ!

きょうは、ぼくのともだちをみんなにしょうかいするよ♪


はじめまして!わたしはラピー!おしゃれがだぁ~いすきな、ウサギのおんなのこよ♪みんな!よろしくね♪


あ~…おなかすいた…

…あ。

…おいらはウーゾ。

ちょっぴりくいしんぼうな…ゾウのおとこのこだよ…。

…おなかすいたなぁ…。













…大丈夫です。気は確かです。


児童書や絵本等に登場する、擬人化された動物達。

モチーフとなる動物の特徴だけを残し、その他は殆ど人間と変わらないキャラクター達は、見た目の愛らしさからいつの時代も子どもウケが良いみたいです。

それを読み聞かせる大人にしても、特に違和感や疑問を感じる事はないと思います。

子ども向け作品に於ける動物の擬人化は、言い換えればそれだけ市民権を得ている「鉄板の設定」だったりする訳です。



…時々、下品なオッサンが

「主人公の男の子が肉食獣で、友達の女の子が子兎じゃあ、直ぐに食われちまうぞ…二重の意味でな!!」

等と、得意げに「俺上手い事言った!」みたいな発言をかましてくれちゃいますが、その発言を受け止めると面倒だったり調子に乗ったりするので黙殺が正解です。




閑話休題。




子どもに向け作品の擬人化設定は、人間の子どもを登場人物にするより、愛らしく、受け入れ易く、覚え易く、認識し易い…等、作品の根幹にある情操教育的側面や、道徳教育等に結び付いてくるのだと思います。

裏を返せば、愛らしさ、受け入れ易さ…等をクリアしていれば、登場人物は動物を擬人化したキャラクターでなくても良い…と、言う事になります。

つまり、あんパンや食パン、カレーパン、機関車、おでん、タコ焼きでも差し支えない…と。

幼い子どもは、人相的特徴を上手く捕らえる事が出来ない様で、同じ様な背格好の登場人物が二人出て来てしまうと、どちらがどちらなのか混乱してしまう様です。

そういった諸々を含めて、子ども向け作品の擬人化は、恐らく今後も「永遠の鉄板設定」として永く使われていくのでしょう。



さて。



子ども向け作品の擬人化設定については、とても真面目な側面があるのだと認識して頂けたかと思いますが、当然今回のテーマである擬人化がそんな殊勝なテーマである訳がなくつまりここまでは長い前置きですよ…と。


今回のテーマにある「擬人化」とは、子ども向けの作品と同じ様に「人でないものを人にする」事で、専ら大きなお友達向け(大人向け)の作品に登場し、その対象は多岐にわたります。

動物を始め、煙草、文房具、パソコン、バイク、車、新幹線、食品、最近だと、駅や都道府県、国…なんてものも存在します。

基本的に、これら擬人化されたキャラクター達はどれも美女美男で、外見、或は内面に対象となったものの特徴を持っています。

外見で特徴を持たせられる、動物や食品、文房具等は、「それらしいパーツ」や「それらしい配色」にしてやれば擬人化は完成します。

しかし、駅や国等は、外見に特徴を持たせる事が難しいので、主にその内面に特徴が表れています。

つまり、その駅や国の場所柄、お国柄がそっくり性格に反映されている訳です。


なんだかここまでくると「擬人化出来ないものはない」と、断言しても良い気がして来ます。



…同時に

「何故それを擬人化する!?」

と言う疑問は、擬人化させた

「疑問タソ(ぎもんちゃん)」

を想像する事でごまかしたいと思います。














今回の作品は

「天少女(アマオトメ)」

です。

コロンとしたハート型ローズクォーツを使用した、天使をイメージした作品です。




皆さん、よいお年を…
花舗~花錵~ *カホ~カニエ~*-天少女.jpg

特撮

今から一昔程前、まだ健全なヲタク少年だった私は、毎月購入しているアニメ系月刊誌数冊を求め、近所の本屋へ出掛けました。

欲しかった数冊の月刊誌が全て揃っている事を確認してから、購入予定のない他のアニメ系月刊誌に目を通していると、不思議な漫画を目にしました。

そこに描かれていたのは、物凄く男前な青年と、眉目麗しい美女が、掛け声と共に変身して異形の怪物と戦っている…

と、言う場面です。


何か見覚えがある…?


そんな錯覚を感じたのですが、その雑誌は毎月購入している雑誌ではないので、見覚えも何もあるはずがありません。

暫く読み進めると、馴染み深い名前が出てきました。

それは間違いなく、こどもの頃に観ていた特撮ヒーロー、五人組の戦隊ものの名前でした。

つまりこれは、アノ戦隊ものの漫画である…と。

漫画に対する謎は解けたものの、今度は別の謎が生まれました。

何故今さらアノ戦隊もの?

何故漫画?

何故アニメ系月刊誌に?

そして最も疑問に感じたのは、


一体誰が読むのだろう?


と言う事でした。



月日は流れ十数年。上京した私は、健全なヲタク青年として東京生活をエンジョイしている真っ最中でした。

ふらり立ち寄った近所の本屋で、普段は殆どチェックしない特撮系雑誌を手に取りました。

何となく、表紙の爽やか青年が気になったのです。

何だか特撮系雑誌には不釣り合いな、アイドルタレントみたいなお兄ちゃんだなぁ…

と、感じながらページをめくると

「新ライダー決定!!ライダー●●役○○○○さん独占インタビュー!!」

等と書かれた見出しが載っていました。


表紙のお兄ちゃんが仮面ライダー…?

藤岡弘、なイメージの仮面ライダーと表紙のお兄ちゃんでは、餡巻きとブッシュドノエルくらいの差があります。一体どういう事なのか気になり、詳しく読み進めると、件のお兄ちゃんに関するプロフィールが載っていました。



…タレント、モデルとして活躍。



モデル…!!!!!!



仮面ライダーがモデル出身!!!!



強くてカッコイイぼくらのヒーロー仮面ライダーは、更なる付加価値

モデルでイケメン

を手に入れ、小さなお友達に付随してくる大きなお嬢さん(ママ)達をも取り込む作戦に出たのだった!



即座、私の脳内に故.中江真司氏のナレーションが流れたのは言うまでもありません。


近年は当たり前になりつつある、戦隊モノを始めとする、特撮系ヒーロービジュアルアップの波が本格的にやって来た証でした。

少し調べてみると、特撮ファンはなにも男性に限ったものではなく、どうやら女性にも数多く存在する様です。その歴史は以外に古く、私が確認した限り15年程前には、既に同人誌としてコミカライズされた作品も世に出回っていた様子…

つまり一昔前に偶然見掛けたアノ特撮漫画は、そういった女性ファンも視野に入れた漫画だった…と、言う事です。

時は流れ、コギャルと呼ばれた女子高生が母親となり、子どもが戦隊モノにはまり出す頃、子どもに付き合い戦隊モノを観ているお母さん達はふと気付くのです。



…このレッド、イケてんぢゃね?



子どもと同じ番組を観ながらにしてイケメンも拝める。

まさに、かつて「戦隊モノの伝統」と呼ばれた、対お父さん向け「女性隊員のミニスカパンチラ」に匹敵する狡猾さ!!

(一昔前までの戦隊モノでは、ヒーロー達の変身前に必ず用意されていた

「タイトなミニスカの女性隊員が怪人相手にハイキックしをかまして純白のパンチラをサービス」

と、言う伝統的な演出がなされていたのですが、どー言う訳か現在は自粛の傾向にある様子)



子ども向け作品だから子どもにウケれば良い…と、言う理屈は、どうやらとっくに通じなくなっている様です。


…いっそイケメンヒーローとイケメン怪人、美しいヒロインの三人で、複雑に絡み合う恋愛劇を繰り広げれば若い女性の支持も集まるのではないでしょうか?








月曜の夜9時辺りに放送して…













今回の作品は

脇差枝 桃蔦果楊(ワキサシトウチョウカヨウ)

です。

総銀製爪楊枝の第2弾。全長4㎝の脇差型爪楊枝です。

厳つい印象になりがちな刀モチーフですが、女性でも身に付け易い様に緩やかな蔦でフレームを製作しました。
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