「ふぅ…」
クール・コヨーテはため息をついた
「困ったな 昇格試験か めんどくせー」
実はクール・コヨーテ腕はあるのたが
極度の
めんどくさがりやだったのだ
「試験だから手を抜いたらバレる バレたらよけいめんどくさい…まいったなこれは」
頭をボリボリ描きながら
煙が出る不思議な液体の煙を吸っていた

「仕方ない町に出て何か探してみよう はぁ」
本当に嫌だったのだろう
足取りは重かった

ガヤガヤガヤガヤ
ここは
色とりどりの食材
美味しいもの
食の事はなんでもござれ
露店の
美味しい匂いに包まれた
国の台所
全ての階級の人々が買い物に訪れる
危険な場所

彼はこの場所が好きだった
ここで料理を学び
今の地位まで上りつめた
上りつめたと言っても望んだ事ではなく
要領よくやっていたら
ここまで来てしまったと言った方が
正解だ

「らっしゃい! らっしゃい!安いよ!安いよ」

八百屋で品物を物色していると
坊主の体格の良い中年の男が
クール・コヨーテはに話しかけてきた
「おお!クール!今日は何探してやがる!」
バンと
背中を叩かれた
「それが困っている今度 昇格試験があるんだ 何か参考になるもんねーか?」

中年の男は驚いた顔で
「何だって、しょ、昇格試験だってか!おめーさ凄くなっただな!ガハハハ」

「たく、笑い事じゃねーつの」
中年の男はしばらく腕組みをして
「あ、クールおめーさ ピザっての知ってっが?」
ウロウロ物色中のクール・コヨーテが反応した
「ピ…ザ…? 知らね それうめーのか?」
クール・コヨーテの目が少し輝いたようにみえた
「んだんだ うめーうめー ガハハハ」
中年の男は 彼の性格を知っていたのだ
「どこだ教えてくれ!」
男は裏のほうを指差した
「あの奥にあらーな」

彼は面臭がり屋でクールを装ってはいるが
実は熱い男なのだ

焦る気持ちを押さえつけながら
平然を装い早足で歩くクール・コヨーテを
中年の男は笑いながら見送った
「変わらねーなアイツはガハハハ」