■□■□■□■□■□ 第三十二章 震える玻璃 ■□■□■□■□■□
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>侍黄、と──。
>呼ばれた瞬間、芝牙尖の胸の奥は大きく震えた。
魔性は基本的に様付けしないよね。上司でも「千禍」とか呼び捨て
>以前、雛の君の居城で柘榴の妖主に呼ばれたときは、相手を殺したくなるような憎悪しか湧き上がらなかったというのに、
そう、ここです。
私に「芝牙尖=九具楽」説を抱かせた問題の場面は。
九具楽ではないにしろ、闇主の過去に何かしら関わりのある妖貴には間違いないと思わせるシーンで、近いうちに「闇主VS芝牙尖」があるんだろうなと予感させるシーンでもありました。
それが、何だよこれは。ただラスに斬らせただけで終わっちゃうのかよ。肩透かしを通り越して脱臼しました。
>目の前の女性が口にしたそれは、自分の心を心地よく震わせたのだ。
口に紅蓮姫突っ込んで震わせてやろうか
>侍黄──それはかつて、彼のものであった名前。
芝牙尖の正体。
本当は千禍の過去も含めて色々書く予定だったけど、無理やり省略したって感じがする。そうじゃなきゃ、闇主とのあの会話シーンの必然性がない。
単に、読者の勘違いを誘って、前珠先生がにやにやして反応を楽しむためのものだったの?
ミスリードというのは正しい答えが出た瞬間に読者をあっと言わせてこそのものなんだから、その正体は九具楽以上に意外性のある人物に設定してくれなきゃ納得いかないです。
闇主の芝牙尖に対する思わせぶりな態度
↓
闇主「──(ボソッ)」 芝牙尖「……!!」
↓
読者「な、名前が伏せてあるって事はまさか!?」「そうかこの妖貴の正体は×××だ」「いやきっと××だ」
↓
~~楽しい考察の時間~~
↓
答え「実は今まで登場したことのない新キャラでした!!」
↓
ふざけるなよ(´・ω・`)
意外でも何でもないし推理に無駄な時間を使った。
「何かあると思わせて特に意味はない」シーンを何度書けば気が済むのですか。
>冥の海に下るとき、返そうとした彼に、下した以上はお前のものだから、最後まで抱いていけ──そう言い、命のひとつを永遠に許してくれた主のそばに常にあるべき者としての、唯一にして絶対の、名。
金パパがチェリクに会うずっとずっと前から仕えてて、金パパが結婚した時には死んでたってことかな?
>冥の海から引きずり出された時点で、別の名を与えられたために、
生前は散々悪さをしてきたであろう上級魔性の皆さんの、甦ってからの不幸面が、いささか食傷気味です。
雛ピーは、性格が暗めの妖貴ばかり復活させてるのかな。一匹くらい「生き返ったぜヒャッホー!」みたいな素直な子はいないの?
どいつもこいつも、そりゃ望んだことではないとはいえ、一時的にでも自由に動けるようになったのに(人間は二度と生き返れないのに)、現状にぶつくさ文句垂れてばっか。虚とやらになって苦しむ末路はわかったけど、生前の記憶を引き継いで、好きな人にもう一度会ってお別れが言える時間を与えられるだけでも、人間に比べてどれほど恵まれていることか。
>二度とそうは戻れないかつての自分。
本編で書けないなら外伝で詳しく
>だからこそ、その名は身を引き裂くような痛みを伴うものと化してしまったはずだというのに……目前の女性が紡いだ声と響きは、歓喜にも似た思いを彼にもたらしたのだ。
これであの時の伏線を消化したつもりか。
闇主に名前を呼ばれるのは苦痛でラスなら歓喜って、それただの血縁による差別。
>ラエスリール──あるいは朱烙。
人間名はレッドスタンプにして愛称は「レス」でも良かったな
>王蜜の妖主と人間の魅縛師との間に生まれた──本来ならば、生まれるはずのなかった娘。
乱華はいいのか?
>この世界の始まりから最後までを、ただ見つめ続ける役目を負った主が、ただの一度押し通した望みによって世界に迎えられた異端の魂。
その役目は読者のもんだ!
>生まれた娘を、主であったひとがどんな思いで見つめたのか、芝牙尖にはわからない。
彼は、主が愛したチェリクやラスに嫉妬したりはしないの?
くぐらんが嫉妬深いだけなのかしがせんの懐が広いのか
>世界の始まりに生まれ落ちた──最古の者である彼は、他の妖主とは比較にならぬだけの強く重い枷が創造主によって嵌められている。
この世界の神様は魔性の味方なのか?
>不安要素の排除もまた、彼の役目に含まれていた。
神様仕事しろ
>そんな自分の娘として、人間でも魔性でもない──かつてこの世界に一度として存在したことのなかった魂を持つ者が生まれたのだ、葛藤がなかったはずがない。
本人は心だけは人間のつもりでいるから始末に負えないんです
>それでも主は彼女を黙認したのだ……恐らくは妻である女性の望み通り、人間として生きる娘の存在を。
そのために何人死んだと思ってるんだチェリクは
>だが、その計らいは柘榴の妖主の関与によって台無しにされた。
ラスよりも闇主の方が救世主だよな、ちびラスの暴走止めたし
>否、彼女が父に次ぐ魔王を引き寄せたのか。
闇主さん金パパの下か……
>あるいは彼女の誕生に関わる何者かが、世界の表舞台に彼女を送り出すために、運命の糸に仕掛けをほどこしたのか……。
そこで産婆ですよ。
チェリクの出産に立ち会った後、無事に街に帰ったかどうか気になってたんです。山奥で怪しい一家が暮らしてますよ~なんて言いふらされたら大変だから、金パパに口封じのために殺されててもおかしくない。
でも、実はあの産婆こそが黒幕で(ねえよ)
>真実がどこにあるのかはわからない。
あと、ラスと紅蓮姫を引き合わせた、謎の破妖剣士だっけ?
アニメ版ではおじいちゃんになってたけど、実際はもっと若いはず。
子供オルグァンを助けた破妖剣士と、同一人物である可能性もある。あの伏線も早く消化して。
>だが──視えぬ糸に導かれたように、彼女はついにここまで来た。
だから糸はもういいっちゅーに
タイトルの『鬱金』と『暁闇』を早く出せ。もう9巻だぞ。
ラキスの「暁の姫」発言も突然過ぎて意味不明だったし、まさかアレとラスの昏睡→目覚めだけで『暁闇』のタイトル回収したつもりじゃないだろうな。
それじゃあ、『鬱金』の『鬱』の意味するところはなに?
読んで読者が鬱になるって言いたいのですか?洒落にならないです。
>自らを終焉のための鍵となしたことを、彼女は恐らく気づいていない。
駄目じゃん
それどころか、本人は世界を救うために動いているつもりでいるし
>第六の妖主が生み出す新たな世界のためには、この世界は一度破壊されなければならないのだ。
人間蚊帳の外すぎる
>世界を再生するために生まれた雛の君は、まず最初に彼女から鍵を取り出すはずだったのだ……漆黒の妖主が、それを躊躇ったのはラエスリールの魂が、あまりにも異端過ぎたことに因る。
私も最初は『ラエスリール』という存在は、魔性の強さと人間の優しさを持った存在だと思ってた。
でも翡翠以降は、魔性の残酷さと人間の弱さを兼ね備えた存在になってしまった。
『異端過ぎた』と言うのは、人間にも魔性にもなれず、双方の短所だけを集めた魂になってしまったって事?
>彼女から『鍵』だけを取り出せるならよし──だが、そうでなければ何が引き起こされるか知れない。
また一番大事なところだけが曖昧にされてます。
ラスのその異端な性質は、生来のものなのか、闇主やサティンたちとの出会いによって歪められてしまった末のものなのか、って点です。
前者なら手遅れ。でも、後者なら闇主に命じて「出会う前」まで時を巻き戻せばいいだけの話じゃないの?ラスが、少なくとも雛ピーにとって都合の悪い存在に代わってしまう前に。
>結果──第六の妖主たる少女は、目前の娘に代わる第二の鍵を育て上げることを選んだのである。
ターラちゃん姉弟はいい迷惑だな。ラスのせいだとも知らされず人生狂わされて。
>この世界に終焉の幕を引き、新たな世界を構築するために、雛の君は最後の力を手に入れることになる。
この世界の何がそんなに不満なんだ。そりゃネットはないけど
『与えられた役割だからそうします』って言われてもね、感情がないのかお前らは。
本来ならアウトローの闇主あたりが『創造主の言いなりになるなんて御免だね』ってもっと積極的に動くべきなのに、どっちの味方なのやらわからないし、全然手の内を明かしてくれないし。
>それこそが彼女の存在意義であり、自分はその役目を助けるためだけに冥の海から引きずり出された仮初めの駒だ。
魔性のくせに素直に運命に身を委ねるキャラばっかだな
生まれた瞬間に既に世界の成り立ちと自分の役割分担が頭に入ってて、創造主の希望通りに行動するようにインプットされてるのか?だから、いくら逆らっても無駄だって?
じゃあ茅菜みたいなのはどうなるんだ。闇主のかけらで、世界の仕組みが何もわかってなかったぞ。あれを応用してあらゆる上級魔性が自分の命を分離させて別人格を作れば、創造主に抵抗することもできるんじゃ……その場合、元の人格は千禍みたいに消さなきゃだけど。
>そのために、目前の女性を足止めする必要があり、そうしてそれは、かつての主の願いに反するものではない。
反してたらどうしたの?
>冥の海から現世に引き戻され、一年ほどが経ったころだろうか──芝牙尖はゆるゆるとかつての主の記憶を取り戻し、そのほとんど感じ取れない気配をそれでも辿ることができた。
普段からいるのかいないのかわからない金パパ
>五要の消失に伴う雛の君の誕生──その存在に真っ先に額ずくことを創造主から定められた黄金の魔王は、務めと思いにその身を引き裂かれていた。
乱華に引き裂かれたのは……?
>雛の君が警戒し、手出しを控えるほどの異端を、最初に膝をついた彼が放置しておくわけにはいかなかったのだ。
ラスボスにすら気を遣われるラス
>最善は、その存在の抹消──主は一度はそう心を決めたのかもしれない。
だから何で子供作ったのかと
>配下にその命を下したことを知っている。
金パパ配下は、金パパがラスに殺されたと思って、その仇を討つためにラスを追っていた設定のはずですが。
自分の死を演出して、それを利用して娘を殺させようとしてたって事?そんな回りくどいことせんでも、「娘を殺せ」で済む話じゃん。
それとも宋流&空也のことを言ってるのかな。パパにとって配下の使い分けって一体……。
>世界で二番目に生み出された命──魔王。
闇主さんやっぱり二番目か。
創造主に「女の妖主を作ってくれ」って言い出したのこのひとだろ助平←言いがかり
>強大な力は、しかし創造主の強い束縛をも意味する。
創造主が男だと決まったわけでもないが
>では、柘榴の妖主すらも、ラエスリールの命を守る絶対の盾とはなり得ない。
でも時間遡行と言う反則技があるから
>誰よりも愛しく大切な主──だが、いま自分が仕えるべき相手ではない。
だから新キャラに忠誠を語られてもピンと来ないんだってば。おうがさんを使った方が絶対良かったって。
>彼のために動く自由は、芝牙尖にはなかった。
この手の試練はラスにこそ与えるべきなのにな。
ガンディアでの出来事を思い返す芝牙尖。
>父さま……なぜ……
首を絞めたのは金パパではなく芝牙尖だった、と。
今だけじゃなくて、この時も偽物と気づいてなかったんかラス。
右目の力はどこいった。
>絞り出されたか細い声に、自分は答えを返さなかった。
偽物を父親だと思い抵抗せず「受け入れる」ラスがひどく間抜けに見える。
>真球の黄玉にその魂を封じ、現実の肉体にはたやすく戻れないよう幾重にも不可視の枷をかけた。
雛ピーは何で阻止しなかったんだよ
>いずれは目覚められるように。
>だが、すぐには目覚められないように。
首を絞める必要性
>雛の君の望みが叶い、王蜜の妖主が葛藤から解放された暁にこそ、解ける眠りの呪縛をかけた。
音も光も全く関係ないっすね
どっちかと言えば夢や眠りは翡翠さんの属性。
濫花を抱いて現れて消えて乱華にまた消されて、鬱金で『も』ろくな目に遭ってないけど、ファンサービスのつもりならもっとましな形で再登場させてあげて。
>だが──芝牙尖の仕掛けは、それをよしとしない幾人かの存在によって破られた。
お前が肝心なことを何も喋らないからだろ
「殺してない、いずれ目覚める」ってラスの味方にだけこっそり教えればいいのに。どうせ雛ピーには筒抜けなんだし。金パパファミリーはどうして他人とコミュニケーション取れないのばっかりなの?
>死なぬだけでは意味がないのだと言いきる彼女の母親と、
「(ラスを封印した相手に)直接お願いするしかなさそうね」と言っていたチェリク。
この様子では、アーヴィを苛めた後、しがちゃんにも会って文句を言っていたようです。他人ばかり責めていないで、自分の子供が人間を虐殺したことについてもっと深く考えてみよう。
>これまで彼女を支えてきた芥同然の人間たち……そして、何より彼女自身の決意によって。
恋のライバルを排除して、誰も自分に文句を言わない世界で男とくっつきたいだけだけどな
動機がいくら不純でも、これ以上人に迷惑をかけなければ何でもいいです。
>美しい、と。
>芝牙尖は無条件に思った。
はいはい
>同時に思った。
>この娘がたぐり寄せる未来を見てみたい──と。
ラスに甘い魔性と人間だけが生き残る世界か……。
本人に自覚がない分、独裁者スイッチよりたちが悪い気がする。
>第二の鍵はすでに生まれた。
>ならば、今の主である雛の君がそれを手にするまでの多少の時間を、ここで稼ぎださねばならない。
しがちゃん頑張れ。ラスを彼らに会わせるな!!
ターラちゃんには可哀相だけど、もう充分傷ついたし、後は眠っていればきっとラスが助けてくれるよ。
本当は、彼女が一番、ラスを責める権利があるんだけど、それをやったらますます読者に嫌われるから、ここは大人しく斃れておくのが一番いい。
さすがのラス応援団も、斃れた相手をどうのこうの責めたりはしないだろうし……特にリーヴィと邪羅は、ターラちゃんがぴんぴんしてたら紫紺パパを殺した件について何を言うのか知れたものではない。
しかしマイスラオルは生きてるから、代わりに彼らが罵られそうだけど。
>お急ぎを、雛の君
>空気を震わせることのない声を、遠い虚空の城にある主に届け、彼は笑った。
時間稼ぎお疲れ
※
>男を包む気が変わったのを、ラエスリールは肌で感じた。
気が変わるの何度目だよ
>一刻も早く奥の広間にたどりつかねば、大切なものが失われてしまう──直感でしかない、だが確信が胸に大きく広がっていく。
大切なものって紅蓮姫?ターラちゃん?
それともマイスラオルとの「疑似家族ではない、対等な人間同士のまともな友情」?
今度こそ、普通の友人が出来る最後のチャンスなのに、しがちゃんに邪魔されたせいで水泡に帰してしまうって事ですか。
それとも、かつて自分が壊そうとした『世界』が大切なのかな。
雛ピーには、その辺りをちゃんと突っ込んで欲しい。こんな世界なんてと滅ぼそうとしたくせに、自分が男と幸せになれそうだと知った途端、壊すなと言い出すなんて傲慢よ、って。
そしてマイスラオルの前で、この娘はかつてお前たちのいる世界を崩壊に招こうとしたのよ、って言って欲しい。ラスは永遠にその事を黙ったまま、人間から罪を問われそうなことは全て隠したまま、何も知らない善良な人間と友情を築こうとしている。それは成長とは呼べない、優しくしてくれる相手が欲しいだけ。
過去に何をしたのかも、自分の罪も何もかも洗いざらい告白して、そうした上で謝罪することが、ラスにとっては上級魔性と戦うよりも遥かに苦痛なんだろうと思います。普通の人間ならみんなやってることなのにね……。
>芝牙尖の命のありさまを正確に把握するため、彼女は集中すると同時に、護り手たちから渡された封魔鈴の手纏にそっと触れた。
前は鈴よりも鎖の描写が多かった気がする。
芝牙尖の中に、命を浸食するおぞましい陰を見るラス。
母のなかから見た緋陵姫に、同じものがあったことに気づきます。
>敵を前に、迷う余裕がおありですか!
正論です
何も悪いことしてないラザーラには、躊躇なく紅蓮姫振り下ろしてたくせに。
>嘲りも露な声に、ラエスリールはその場を飛び退いた。
そう言えば亜珠も闇で攻撃してたっけ
>余裕はなくとも考えることはあるんだ
ラスは強さ、美しさ、信奉者(魅了眼による)、何でも持ってるように見えて知性と思いやりだけはないからな
人間として一番大事な部分なのに……
>以前のあなたに聞かせてさしあげたい言葉ですね
全然変わってないように見えますが、しがちゃんはいつからラスを知っているの?
>闇が鞭のようにうねりながら、ラエスリールを捉えようと跳んでくる。
>邪魔だ
>短く告げ、彼女は闇を手纏いに導いた。
封魔具強い
>なるほど、そういう使い方もできるようになられたと
ターラちゃんの菌糸シュルシュルでもう見せられたので、ターラちゃんの方が凄いように思える。
>言っておくがな。わたしは以前だって、何も考えずに敵と戦っていたわけではないぞ!
漆黒→自分の中の魔性の血と乱華のことを考えていた
白焔→乱華と、出会ったばかりのザハトのことを考えていた
柘榴→九具楽に殺された街の人より自分の身の安全と闇主のことを考えていた
紫紺→いなくなった闇主のことを
翡翠→いな闇
現在→いな闇はひとまず放置で、いまさら浮城の人間に媚を売ろうとしている←NEW!
以下はラスの言い訳なのでカットします。
そんな理屈が通るならターラちゃんはどうなる。
>邪魔だ、散れ!
こわいよおおおおおお
>じわり、と闇と似て非なる黒い染みのようなものが視えた。
>どうだ、封じられるか!?
口の悪いラスの方が好きだけど、このシーンは異様に殺気立ってるな。
>ラエスリールはそれを凝視し、「来い」と命じた。
だがしかし
壁面に叩きつけられるラス。笑うところではありません。
>愚かな……何ということをなさる!
敵を前に、情けをかける余裕がおありですかしがちゃん
>虚は有と相反するもの……互いに反発するのはわかりきったことでしょうに!あなたは考えていると言ったくせに、そんなこともわからないほど馬鹿だったんですか!
しがちゃんマジいい奴
>……試してみないとわからないこともある
人間関係でそれを実行したことはないくせに
>あの陰を取り除くことで、彼の心身にかかる負担が少しでも減じるのかどうか!
だからなんで魔性にだけ同情的なんだよ
>行く
>言い切り、ラエスリールは駆け出した!
いつも思うんだけど誰と喋ってるんだろう
闇主や紅蓮姫が一緒にいた時も、彼らに話しかけてる感じじゃなかった
>馬鹿な真似をするなっっ!
本性剥き出しきたああああああああああああヘ(゚∀゚*)ノああああああああああああああああああああああああああああああああああっ
澄ましてお上品ぶってる男性が余裕をなくして取り乱すさまは、いつ見ても最高ですね。
畢羅くんもそうだったけど、興奮して思わず素が出ちゃったみたいなのが。
でも上級魔性の皆さんがどんなに頑張ってもシャーティンの敬語の破壊力には及ばないけどな。悔しかったらあれ以上の萌えを持って来い。
>怒鳴りつけるなり、芝牙尖は身をよじるでなく、彼女の今にも届きそうな指先から、自らの左腕を取り上げた……引きちぎることによって!
ほっぺに傷だけじゃなく腕を切るのも好きだな前珠先生。
>そして驚愕に目を瞠るラエスリールに思い切り闇を叩きつけてきた!
闇主を叩きつけてやれ
>防ぐ間もない攻撃に、彼女の体は宙に舞う。
笑えばいいのかこれは
>漆黒の背年は、自ら引きちぎった左腕を床に叩きつけると、これ以上はないほどの怒りに満ちた眼差しを向けてくる。
芝牙尖「親父!この大根腐ってんじゃねーか!!」
>何をなさるつもりだったのです!?アレに触れようなどと……それでご自身がどうなるか考えたことがおありですか!?
卑猥に聞こえる。
>どこまであなたは馬鹿にできているのです!?
上司の御息女にそんな本当のこと言っちゃだめ
>なぜ、その手纏にわたしの命を封じてしまわない!?魅了眼でわたしの命を解くのでもいい……どうして、このおぞましい泥闇に触れようとするのです!わたしはそんなことは望んでいない!
これにはラスもびっくり仰天。
何も、ちょっと触ろうとしたくらいで、こんな怒髪天を衝く勢いで怒ることはないと思うんですが。
闇主とのあのシーンでも、真実の名をちらつかせたくらいで殺意をあらわにしたから、それで「彼はきっと九具楽なんだ」と勘違いしたくらいです。
単に怒りっぽい性格をしているだけで、普段はそれを抑えるために寡黙になってただけだったのか?
調子が悪い状態でこれなら、冥の海に沈む前はよっぽどの激情家だったんだな……。
>芝牙尖……お前……
ラス「女に触れられたことがないのか……?」
芝牙尖「ちがう!!」
引きちぎられた腕の付け根から、闇が滴り落ち、彼のつま先から這い上がっていきます。
>さあ、姫君。あなたはわたしにこれ以上時間を割く余裕はないはずです。これが外に出て来た以上、手纏に封じることも無意味です。
1時間目 道徳 護り手にも礼節を──人としてどう生きるべきか──
2時間目 現国 魔性を不快にさせない命令の仕方
3時間目 美術 金パパと偽物の縮図
4時間目 体育 捕縛実技・応用編
>これを世界に溢れさせないためにも、ここで私の命を解いてしまいなさい
5時間目 数学 死の連鎖率
>だが、叶うなら彼の命を蝕む異様な陰を取り除いてやりたかった。
6時間目 化学 酸化被膜除去に伴う汚染の弊害
>彼の腕から溢れ出した『泥闇』と彼が呼んだものが、彼の命を糧にして、恐ろしい勢いで育ちゆくのを目にした今でも、その思いは変わらない。
労わりより好奇心が強い感じだな
>けれど──同時にわかってもしまった。
>最早、それは魅了眼の力を以てしても不可能なのだと。彼の命を苗床としたそれを引き剥がすことはできないのだ。
なぜラスがそこまでしてやらにゃならん
>……わたしが余計な気を回したせいか
その気遣いを浮城のひとたちに向けていれば今頃友達ざっくざく
>それが彼の命の終焉を早めてしまったのか。
速めて?
>そうとも言えますし、そうではないとも言えますね。
優柔不断良くない
>どの道、この身は朽ち果てるしかありませんでした……わたしは、その前にひとつでも我が君のために為せることをしたかっただけです
宋流と空也って何だったんだよ。世界の危機だって言うのに、いつまで金パパファミリー(マフィア的な意味で)同士で対立してるの?
特にラスと乱華はさっさと決着付けてください。
>満足です。さあ、姫君。もしもあなたが父君に仕えた者に対して、かけらでも情を覚えてくださるのなら……
かけらどころか感情移入しまくってます
>わたしの命がわたしのものであるうちに、綺麗に解いて消してください
命は解いても消えはしない。不可解と言う名の解が残るだけです。
>それこそが、真実彼の願いだと知った。
魔性の願い叶えてどうするんだよ
>彼はすでに必要な時間を稼いだことを確信し、最期の在り方を子の自分に期待とともに委ねているのだ。
と言えば聞こえはいいが、実際はまんまと乗せられてしまっただけじゃないか。馬鹿なの?
人間を本気で助けたいなら、もっと必死になれよ。魔性に同情した挙句相手の思うつぼになってたら、人間に対する心配なんて上っ面にしか思えない。まあ実際上っ面なんだろうけど……。
>きり、とラエスリールは胸が痛むのを感じた。
申し訳ないですが濫花の時同様、全く信用できません。
>間に合わなかったのだろうか、自分は……彼のことも、アーゼンターラのことも?
既に過去の出来事として処理を始めてしまいました。絶対本気で助ける気なかっただろ。
芝牙尖はターラちゃん達に酷いことした魔性なのに、彼らと同列に扱うなよ。
>だが、不思議と絶望はない。
そりゃターラちゃんたちがラスにとって大事でも何でもないからだろ
これが闇主やサティンだったら、そりゃもう芝牙尖はズタズタに引き裂かれ「悪いが先を急いでいる」で終わり
>世界を読み解くことを知った今、そう感じる以上、道がすべて閉ざされたわけではないことを確信している。
いいから早く行くなら行け
>けれど、芝牙尖に関してだけは。
なんでしがせんがそんなだいじなんですか?
彼が今までどれだけの人間を傷つけ、血を流してきたか判ってる?
>芝牙尖……かつて侍黄の名を持ち、我が父王蜜の妖主の第一の臣下として生きた誇り高い命よ……
彼のしたことのどのへんが誇り高いのか誰か教えて
>金に輝く瞳を向けて、彼女は彼の望みをかなえた──。
ターラ姉弟を苦しめた残虐な魔性を「誇り高い」と評価し、優しく消滅させるラス。
先を急いでいるようにはとても見えません。
そしてそんなことをしている間にターラちゃんの命が危ないです。
ラスのために人生狂わされたことも知らず、ラスに感謝を捧げるもう一人のヒロインは、一体いつになったら報われるのでしょうか。