酒鬼薔薇聖斗の本も読んでみました。
散々物議を醸しつつ、10万部以上が世の中に放たれた問題作。
ただ殺人者たちの手記って結構あると思うのだが、これだけ話題になるというのは、
世の注目が高く、何年経ってもやはり衝撃的な事件だったということでしょう。
まず、健常者が彼の心中や行動を理解することは当低不可です。
そこは予想通り。しかし、思った以上にリアルに記載されていました。
特に第1部には、読むに堪えない異常な表現がそこらに散りばめれています。
後半は、十字架を背負って、"生きる"という苦しみについて、
リアルな日常生活の記録とともに、つらつら述べられてました。
ということで結論、これを読んだからって、
犯罪を助長することも抑止力になることもない と思います。
人それぞれの捉え方はあると思います。
そして当事者は『犯した罪を許されることはない』の繰り返し。
メディアや専門家(?)みたいな知ったかぶりが騒ぎ過ぎただけのこと。
個人的には、世の中生きているとこのようなことが起こる可能性が、
わずかながらある、とそこはある種の覚悟を持って生活するだけですよね。
考えても無駄なので、事件や事故との遭遇確率をどれだけ下げるか・・・
正直これしかない。
アウトレイジ的な死に方とか最悪だからね 笑
◆読破所要時間:4~5h(294ページ)
◆読み方:重い内容なので、気が向いた数日で読破