銛なんて要らね〜よ！
ギャフ、タモ、ロープあるじゃん。
今まではそれで良かった。
が、しかし
この度のモンスター騒動
参戦が決まって必要に迫られ
遂に手にすることとなった『打ち込み銛』
幸いにタモの柄とロープは手元に
あったのでなんとか釣行には間に合った。
現場で使うことが無かったので
今改めてじっくり観察。
いやぁ良く出来てる
両面が包丁だ！こりゃ抜けない。
ダメだ、もう無理
ダンボール、発泡、パンフ、風呂マット、
ティッシュの箱…
そして空缶は避けた。
目の前にある標的、
ブスブスと打ち込んでいた…
俺はサイコパス⁉️
打ち抜いた時の快感…。
その後の妙な罪悪感…。
ナニナニ？
ふと我に返り、
人に刺さったら大変だ‼️
一度銛を置き深呼吸。
俺は何をしてんだ？
自問自答。
その時答えは出なかった。
本能と理性が交錯していた。
｢掛かったマグロを逃がさないた為に撃つ‼️」
そのお試しをしていたんだよな…？
その後もう一度整理して考えてみた。
なんとも複雑な思いあるもマグロは獲りたい。
俺は再度銛を手にしてCRC556で
メンテナンスをしながら腹を括った。
｢人間は"命"を口にして生きているんだ」
俺はやる、マグロを殺る。
そんで一番取らなきゃならないバランス。
釣れたーっ！て喜んでるだけじゃダメだと。
小さい大きいに関係なく命を戴く意義。
それは感謝だったり優しさだったり。
人が人である為の道理を大切にしよう。
ルアーなら刺さっても死なないが
銛なら人間死ぬ可能性がある…。
そんな道具に触れやっと気付く俺。
口だけだった自分が恥ずかしくなった。
じゃあ今後ナニすんの⁉️
言わね〜よ！w
自分の中で帳尻を合わせたいだけ。
心配するな！
人は殺らない
俺は鼻くそ、せめて
イワシの気持ちが分かる男になりたい。
そう思った。
今季はこの銛をはやと丸に装備します。
安心してデカいの掛けて良いよ〜