ダイエットの話の完結編です。
今後の話……というても、まだお腹周辺に余計な肉はけっこうあるので、もっとがんばってボディをメイクしたいと思います!
婚活しつつも引き続き食事に気をつけて、運動も並行してがんばります。
でもたまにチョコレートやアイスは食べます……リバウンドしない程度に……!
リバウンドね。
思えば俺の人生は……リバウンドばかりでした。
スラムダンクの主人公もかくやというぐらいのリバウンダーぶりでした。
5キロとか10キロ程度のダイエットはちょいちょいしていたんですが、仕事とかが忙しかったり、夜が遅かったりすると、ついやけっぱちな気分で食べすぎてしまうんですよね。
話に聞く「夏バテ」とか「胃もたれ」とか「食欲がわかない」みたいな繊細な生理現象とは完全に無縁の体質だったし……もうね……日々のどんぶりめしが美味しすぎて……。
思い起こせば、うちの実家の食生活もちょっとおかしかったんですよ。
子供の頃から「お味噌汁の代わりに」と言って普通にラーメンが出てくるような家庭でしたから。主食やご飯は別にあるのにです。ちなみにご飯の器は当然のように大きなどんぶり。
まあ万事がそんな感じで、親の愛情とカロリーを一身に受け止め、デブの英才教育を施された俺は、まっしぐらにデブエリート街道を突き進んできました。
学生の頃は絵に描いたような非モテボーイでしたね。
もちろん彼女とかいたためしもないし、そもそも女性とほとんど話した記憶がない……。
社会人になっても、まあ相変わらずの非モテマンでした。
そういえば学生時代だけでなく、社会に出ても微妙にデブ差別みたいなものがあるということを思い知りました。
会社の飲み会のたびに、なぜか余った料理がすべて俺の元に回されてくる。
なんだ、これ……。
みんな、いったい俺のことをなんだと思ってやがるんだよ……!!
まあ全部食べるんですけども。
だって、お腹すいてるし……。
そんな感じで余剰料理を一人で黙々とやけ食いしてると、同じように腹をすかせた若手社員が、照れくさそうにやってくるんですね。
若手1「ハヤトさん……へへっ、ボクらも……食べていいっすか? 腹減っちゃって」
ハヤト「ああ、食べろ食べろ! デザート余ってるから4個ぐらい食え!」
若手2「やったぜー!!」
ハヤト「ほら、お前もあいつ(上司)のつまんねえ自慢話とか飽きたろ? 食え!」
若手3「ヒャハー!! 肉だー!!」
みたいな感じで、たびたびプチ蛮族を組織してました。
あれ、つらい思い出を書くつもりが、けっこう楽しかったのでは……?
あと、これはいくらか痩せたあとの話なんですが、最近、会社の飲み会で後輩からこんなことを言われました。
後輩「ハヤトさん、気をつけてください……。ハヤトさんのダイエット成功を妬んで、社内ではハヤトさんをリバウンドさせようという闇の勢力がすでに動き始めています……」
ハヤト「なん……だと……?」
闇の勢力て。
なかなか普通の社会人生活では耳にしませんよ闇の勢力なんて言葉……。
そういうわけでダイエット編は終了し、次回からは闇のリバウンド勢力死闘編が始まりません。
なんか過去の恋愛失敗話でも書きまーす。