旅の終り 「学生以上医者未満」 11月13日
朝、アテネ発の飛行機に乗りカイロへ
カイロに到着し、バスで移動し、宿に着いた時にどういうわけか、スッと力が抜けたんです
転んだとかそういうわけではなく、ホント心からスッと力が抜けたというか
今までいろいろなところへ行ってきました。
この約半年で26ヶ国
メキシコ、グアテマラ、キューバ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、アメリカ、中国、モンゴル、ドイツ、フランス、スペイン、ポーランド、ベルギー、スウェーデン、オランダ、オーストリア、ルーマニア、トルコ、エジプト
それぞれの場所でいろいろな出会いがあって、感動したり、がっかりしたり、いろいろな人と話して共感したり、勉強になったり。。。
ただ、最初の頃は
「旅=非日常」
ということで旅の非日常の部分をを楽しんでいたのに
最近は
「旅=日常」
となってしまっていたのです
つまり、以前感じていた非日常の部分が普通に日常となっていて、旅に感動を見出せないような感じがあったんです
確かに、最近でも楽しんでいるようなことはありましたよ!
ただ、昔のように旅先にいれば毎日が楽しいって言うような感じではなくなってきていたんです
どこに行っても同じような感じ。。。
ヨーロッパからトルコ、エジプトとだいぶ違うところへ来たというのにどこでもその場所に感動を得られなかったんです
人が重要だっていうことは前からよく考えているんですけど、そんなに毎日毎日魅力的な人と出会って話すって言うわけでもないということも分かっていますし
てなわけで、急遽
明日の便で
帰国することにしました~~!!
月曜日の12時頃に帰国予定です
本当は次の場所へ向けての情報をいろいろ調べてもいたんです
ただ、旅への情熱が薄い状態でお金を使い続けて動き続けているのもバカらしいですし、一度帰国していろいろなことをスッキリさせて、もし時間があってもう一回旅に出たかったら出ればいいし、他にやりたいことがあったらそれをやればいいかと
とりあえず、今回の旅で一番感じたことは、
一生懸命生きているってとてもかっこいいってこと
夢を追いかけるって言うのも大切です
ただ、ある程度の大人となったら、それだけではいけない
生きることに真摯であることがとても大切だと思うんです
大人だったら必ず仕事という要素は入ってきますよね
お金が無かったら飯も食えませんし
だから、普通の状態でありながら、お金を作ることの出来ず、人に頼って生きていくのって本当にかっこ悪いのではないかと
僕も来月で26才になります
今回の旅は親のすねをかじっているわけではなく奨学金ということで将来の自分に頼って生きていると考えてきたわけですが、学生時代には親からの仕送りをたくさんもらっておりましたし、そう考えるとホントかっこ悪いような気がしたんです
だって同じ年の友人のほとんどは僕よりも早く仕事をして自立していて、プライベートでは結婚していたり、子供がいたりして、そういうのを養っていっているわけですし
そんな中で僕は遊んでいるだけ。。。
夢を追いかけていても、かっこ悪すぎです
日本人は休みも無く仕事をしているとかいってバカにするようなことを時々聞きます
それって何か悪いことなんですかねぇ?
僕はメッチャかっこいいと思います
仕事をし続けて疲れ果てている大人たち
彼らは自分自身が生きていくためであったり、自分の家族のためだったりで必死に生きているわけじゃないですか
それって、すごいことですよ
僕から見たらマジかっこいい
確かに、ダラダラやっているだけで、遅くまで仕事をしているのだったらおろかだと思います
でも一生懸命だからこそ遅くまでかかっていることだったり、休日返上で働いていたりもするんですよね
かっこいいじゃないですか!
自分もそうやってがんばっているんだったら、それもありだって思います
旅は非常に貴重な体験ですし、見聞を広げることもできます
だから、もし周りの人がこういう旅をやりたいっていうんだったら、僕は後押しをします
僕は、旅を通していろいろな刺激を得られましたし、ゆっくりとした時間があることで自分自身のこととか考えることも出来ましたし
ただ、今の自分自身に対してはこれ以上の後押しをしようと思えなくなったわけです。
もう旅を通してのいろいろな経験はつめましたし、いろいろな考え方にも触れることが出来ましたし
長旅をしている人もたくさんいますし、まだまだ旅を通してつめる経験はあるでしょう。
でも、今の僕がこの先旅を続けていっても、どんどん好奇心が磨耗し、しまいには消失し、一生懸命さも無くなって、無感動で旅先での日々を過ごしていくことになり、その先に得られるものが減っていくような気がするんです
てか、旅を嫌いになってしまうかもしれませんし
それだったら、好奇心をほんの少しだけ残した状態で日本でしばらくは生産的に過ごして、もし本当に旅に出たくなったらでればいいかなって
そうして得られるものって今とはまた違ったものでしょうしね
そんな時、感動を共有できる人がいたらいいなとか思ったり♪
僕も来年の4月からは研修医です
人の命を預かります
そしてそれは、いい加減な気持ちでは決して出来ない仕事です
確かにどんな仕事でもいい加減には出来ませんが、命っていうのは非常に貴いものですから
実際、学生時代の僕の勉強態度は相当いい加減なものでした
授業中は寝ているか、キャッチボールをしているか
家でも趣味の運動をしているか、酒を飲んでいるか
患者さんを前にした実習だけはまじめでしたけど、試験では通りさえすればいい、試験がダメでも先生に頭を下げて何とか進級さえさせてもらえればいいみたいな
運良く、卒業試験や国家試験は通り、医師免許を取りましたけど、当然のごとく中途半端な知識のまま合格したわけで。。。
そして、この半年勉強はほとんどしていないわけで、中途半端な知識までもどんどん忘れていっていますし
これでは患者さんに顔向けできませんよね
そんなことからも付けたこのブログのタイトル
「学生以上医者未満」
来年4月からはこんな言葉を言われないよう、それまでもがんばっていかないといけませ
確かに、独学で勉強するのと研修医として実際に患者さんと向き合うのとでは「月とすっぽん」といえるくらいの差があります。
ただ、キャッチボールが出来ない選手に野球の上達が望めないように、知識の基礎がない研修医がいい医者になれることなんてないと思うわけです
だから、しばらくは地道にキャッチボール(勉学)に励みたいとも思います
いろいろな意味での勉学。。。
医者には人間性と知性の両方が必要とされますからね
医学の勉強もそうですし、一般教養的なことも学び、できるだけいろいろな人と関わって、人として一回り大きくなりたいなって
いろいろな人とって言うのは旅に限らずどこでもできますし
とりあえず、今はそんな気分です
グダグダ毎日書いてきましたが、ご愛読してくださったかたがた、本当にありがとうございました
面白いよ~って言ってもらえたり、コメントをもらったり、アクセスが多かったりするとやっぱうれしかったです!
このブログ
10年後の「青木隼人」への手紙
みたいな感じで書き始めたんです
もし10年後の自分がこれを読んだら、どう思うかなって
だから、サクッと書いてしまって分かりにくいところとかがあったかもしれませんが、その点はご了承ください
これで帰国いたしますので、旅日記は終わり(しばしの休息?)です
もしかしたら、仕事が始まる前に再び軽い旅をするかもしれませんが、その時はまた同じリズムでグダグダ書きますので、楽しんでいただけたら幸いです
次回のブログはいつになるか分かりませんけど、出費をまとめて、今後旅に出る人に少しでも生かせてもらうようにしたいと思います
質問などはいくらでも受け付けますのでご連絡ください
でわでわ♪
