真っ赤になるまで熱せられた鉄印の先が腕の皮膚に触れた途端、私は叫び声をあげた。
「5190、お前の新しい名前だ」
感情を見せない声音で頬に大きな傷跡のある男が言った。右手に持っていた焼き印は暖炉の中に無造作に突っ込まれていた。赤々とくねる炎は咀嚼するように薪を軽く弾けさせながら熱を感じさせた。それは私の腕の灼熱感をことさら酷く辛いものした。
泣き喚き、暴れてしまいたかったが堪えるしか術はなかった。なぜなら目の前の男は私のそんな姿に同情することはないし、かえって状況を悪くするようにしか思えなかったからだ。男に「わかりました」とだけ、伝え痛みには歯を噛み締めながら耐える。
私にはそれしか許されていなかった。
「5190、お前の新しい名前だ」
感情を見せない声音で頬に大きな傷跡のある男が言った。右手に持っていた焼き印は暖炉の中に無造作に突っ込まれていた。赤々とくねる炎は咀嚼するように薪を軽く弾けさせながら熱を感じさせた。それは私の腕の灼熱感をことさら酷く辛いものした。
泣き喚き、暴れてしまいたかったが堪えるしか術はなかった。なぜなら目の前の男は私のそんな姿に同情することはないし、かえって状況を悪くするようにしか思えなかったからだ。男に「わかりました」とだけ、伝え痛みには歯を噛み締めながら耐える。
私にはそれしか許されていなかった。