人間は、生きた証を記録として残す事ができますが、動物は子孫を残す事で存在が許されると言います。
一部の学者によれば、遺伝子の世界から見て、動物が長生きするという事は、子孫を多く残す事を目的とした場合のみにその存在価値があり、それ以外は浪費を重ねるのみで、長生きは無駄であり邪魔者であると言います。
嫁さん欲しいッス！
虎太郎は去勢をしていません。
もし繁殖の機会があれば、繁殖させたいと思ったからです。
でも、もう機会はないかな？
犬、特に母犬は自分の遺伝子を引き継いだ子犬を優しくなめ、世話をします。
この行動は、動物全般に見られることであることから、太古の時代の動物も同じだったはずで、愛しみの心となって人間にも引き継がれているのだと思います。
嫁っこ いねが～
遙か昔、約40億年前、地球上に微生物(生命)が誕生してから進化と多様化と幾度かの大量絶滅を繰り返しつつも、生き残った生物により一度も途切れることなく今日まで命のリレーが続いたことによって、人間を始め多種多様な生物が繁栄することが出来たのです。
僕は父ちゃん似だね
虎太郎の遺伝子も後世に残したいあぁ…
もし虎太郎が、このまま子孫を残す事が出来ないければ、無駄に生きていたという事だろうか？
僕は決してそうは思いません。
外で暮らすと鼻水も凍るね
かつて日本の犬の飼い方は、番犬として外で「飼う」が普通でしたが、今は共に「暮らす」ライフスタイルになりました。
虎太郎と共に暮らすようになり、妻は優しくなったし僕も家の事をもっと気にするようになりました。
虎太郎の一挙手一投足に歓喜し、大騒ぎしたり。
きっと虎太郎のお陰で何かが救われて、多かれ少なかれハッピーになった気がします。
寒い日はマフラーしないと
だって虎太郎にも心があるから…
我が家の家族だから…
一緒に暮らして、遊んで寝て、時にケンカして。
心が通えば、喜怒哀楽を共に感じられるようになります。
僕も、精一杯生きているッス
虎太郎が長生きすればするほど周りの人間が幸せになれるような気がします。