私の子育てを高い視点で導いてくれたT先生②

 

 

 

林田キヨです。

 

 

 

先月初め、娘がT先生の診察を受けてきました。

今までの事、何度か掲載していますが

書き留めておきます。

 

 

前回までのはなしはこちら

 

 

 

 

 

T先生が特に大切にしていたのは

「娘の自己肯定感を傷つけてはいけない。」

「娘の生きる力を育てなくてはいけない。」

私から娘が傷つけられていると感じることがあると、

厳しく注意を受けました。

 

 

工作がうまく作れない。

算数が理解できない。

方向感覚が理解できない。

などなど。

今考えるいらない心配をし、

他の子どもと比べて相談していました。

 

 

するとT先生はひとこと、

「そんなことはどうでもいいことだよ。」

 

そして私をしっかり見て

「そんなことで、親がこの子の自尊心を傷つけてはいけないよ。」

「そんなことで、この子のやる気をなくしてはいけないよ。」

「そんなことで、この子の生きる力をなくしてはいけないよ。」

と毎回毎回言うのです。

 

 

それは視点の高さを感じ、生きる本質を確認させられるのです。

 

 

 

T先生の診察後は必ず私の気持ちがスッキリしていました。

娘も私も診察時のやり取りを笑顔で話しながら帰りました。

明日への進む力が湧いていました。

 

 

 

娘は現在親元を離れ、一人暮らしをしています。

自分のやりたいこと、学びたいことにとり組んでいます。

 

 

 

「T先生の診察、今回は一人で行きたい。」

と今年娘は一人で受診しました。

就職活動に取り組んでいる娘にT先生は

「自分のこころに素直になりなさい。」

と何度も声をかけてくれたとの事。

「来年の就職が決まったら、診察も終わりにしよう。」

と相談してきたようです。

 

 

 

T先生は娘を育てる私を、高い視点から支えてくれました。

それは娘にとっても同じだったようです。