出版のネタがあれば著者になれる、
とは書いてきたかと思うのですが、
しかし、やはり著者=文章を書く人
と考える人も多く、そのことについてハードルを感じて
いる人も多いのではないでしょうか。
原稿の執筆といっても、そのパターンはさまざまあります。
代表的なものを4つほどあげてみます。
1.著者が原稿を書く
当たり前すぎですが、これがベストなパターンでしょう。
文章には、著者自身の感性や人柄、人間性などその人でしか生み出せない
ものがあります。
2.聞き書き
大御所で、かつ時間が取れない人などの場合に
よく使われる手法です。
著者に話をしてもらって、それを文章にまとめていきます。
3.リライト
この手法は、最初の段取りで決定されるものではありません。
つまり、上がってきた原稿が商品レベルに達していないので、
その原稿をもとに、ほかの人が書き直すというものです。
4.焼き直し
このパターンは、さらに複数あり、
1つは、文字中心の本に新たに図解などを加えて、
図解本として発刊する手法です。この場合、著者は何もしなくてもよいです。
もうひとつは、これまで発刊した本のエッセンスをまとめて、
新たな1冊をつくるという手法です。
ほかにも、冊子などの文章を1冊にまとめていくというのもあります。
一般的なビジネス書であれば、だいたいこの4つのパターンの
うちのどれかで原稿ができています。
ですので、文章力に自信がなくても、ネタさえしっかりしていれば
本はできます。