ゼミナール21ソクラ国富校【塾長ブログ】
 ■□■ 「学び」は人生のたからもの ■□■
     ~  VOL.289  ~

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

[今回のタイトル]

久しぶりに投稿したくなった

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

前回の塾長ブログは

なんと昨年(2022年8月)。

 

もし、楽しみに読んでくださっていた方がいらっしゃったら

申し訳ありません。

 

昨年は自分自身の体調不良(入院2回)もあり、

本業(塾授業)も忙しい時期が続いたため、

【塾長ブログ】が更新できませんでした。

 

定期的に書くことは難しいかもしれませんが、

お時間があればぜひお読みください。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴
『久しぶりに投稿したくなった』

 

さて、表題のとおり
今回は投稿したくなったことがありまして、
皆さんのご感想やご意見もうかがいたくて投稿しました。


それは、
国富町内のある中学校で今年度『定期テスト』が廃止されるという話を保護者の方から聞いたからです。
2018年に、東京都千代田区立麹町中学校で「定期テスト廃止」がはじめて実施されて教育業界ではかなり注目されました。
「定期テスト廃止」で成績が伸びる理由(ウェッジオンライン)
(ぜひ、上記サイトもあわせてごらんください。)


その中学校でも先生方の間でいろんな議論があっての「定期テスト廃止」という結論だと思います。
やはり皆さんの関心事・心配事としては次のようなものかと思います。
① 「定期テスト」がなくなったら勉強しなくなるんじゃないか?
② 成績はどのように評価するのか?
③ 高校入試には対応できるのか?


私たちのような塾関係者も同様な心配はしています。
同時に、つよく反省も感じています。


それは、
塾のイベントの1つに『定期テスト対策』があるからです。
これは「ニーズ」があって行っているイベントですが、
慢性化してくると、「定期テストのためのイベント」になってしまっています。


私もこの件に関してはしっかり考えていきたいと思います。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
それを踏まえたうえで、私なりの意見を。
①「定期テスト」であろうが、
 それに代わる「単元テスト」であろうが、
 大切なことは「勉強に前向き」に
 なれるかどうか、です。
それは、中学生の段階よりも、小学生の段階で身につけてほしい考え方です。


つまり、中学校だけで改革をしたとしても、小学校で「勉強に前向き」になる癖を身につけるトレーニングをしているかどうか、です。
よって、中学校の先生方は校区内の小学校の先生方と一緒に連携して研究・実践し、ある意味、中学校の先生も校区内の小学生を気にしてもらいたいのです。
「単元テスト」は定期テストよりも回数が多いはずです。月に1~2回は実施されるのではないでしょうか。しかも各教科で実施されます。これを子供たちが受け入れるためには「勉強に前向き」な気持ちを持つことが絶対条件です。
定期テストがなくなって、「ラッキー!!」と喜んでいるようじゃ改革できませんね。


②「単元テスト」の評価基準が
 あいまいになるのでは?
先述した麹町中学校では、当初、「単元テスト」を成績に反映させること、仮に点数が悪かった場合は生徒の意志で再テストを受けること、となっていました。
そして「実力テスト」を年3回から年5回に増やして入試などに対応させていたようです。
「単元テスト」で1回目が50点だったとして2回目が100点だったら、2回目を評価として扱うということでしょうか。上記の記事では「生徒の意志で」と書かれていましたが、結局、「再テストで頑張ればいいじゃん」という安易な考え方になるのではないか、と心配しています。


③地域の特性をよく考えてほしい。
先述の麹町中学校に関しての記事がありましたので、下記に添付しておきます。
「かつては東大卒よりも価値があった」47都道府県に必ずある"超名門"公立高校の全一覧(プレジデントオンライン)


つまり麹町中学校は、都立日比谷高校を支えていた中学校なのです。「公立回帰」とでも言いましょうか、私立高校に負けていた進学実績を復活させるための1つの作戦とも言えます。(もちろん、これにはいろんなご意見があると思いますが。)
今回定期テストを廃止すると決めた国富町内のその中学校とは今までの背景がずいぶん異なります。「生徒の自主性を重んじる」「思考力を鍛える」という考え方には賛成しますが、もし「勉強グセ」が身についていない生徒が多ければ、国富町内はもちろん、宮崎市内の中学校の生徒にも負けてしまいます。
勉強で「勝ち・負け」を言ってはいけないでしょうが、実際に「県立高校入試・私立高校入試」はありますから、他の中学校の生徒と競うことは明らかです。
だから、「単元テスト」をしっかり実施する→子供たちには相応の努力を要することを諭していかなければなりません。
また、実力テストや入試ではいろんな単元が複合的に組み合わさって応用問題が出題されますから、「単元テスト」では測ることができない問題にも挑戦させなければなりません。


④他の中学校(中学生)も
 それなりの覚悟を持つ必要あり
上記で示した国富町内のある中学校は「定期テスト廃止」を打ち出しましたが、その他の国富町内の中学校は「定期テスト」は実施されるようです。ただし、7月上旬に実施されます。
ということは、いま4月ですから、5月、6月と
約3ヶ月の学習内容が「定期テスト」の範囲になります。その間、「単元テスト」はないと思いますので、日ごろの勉強がおろそかになりがちです。
だから、どちらにしても、「勉強に前向き」な姿勢・考え方が必要です。


《本日のブログのまとめ》
①「定期テスト」であろうが、それに代わる「単元テスト」であろうが、
 大切なことは「勉強に前向き」になれるかどうか、です。
②「単元テスト」の評価基準があいまいになるのでは?
③地域の特性をよく考えてほしい。
④他の中学校(中学生)もそれなりの覚悟を持つ必要あり。


《塾の対応(検討中も含む)》
★授業では時間の許す限り「チェックテスト」を行い、理解度等をはかります。
★上記の中学校については『塾の中間テスト』を作って、他の中学校との「差」をなくしていきます。
★実力テストの回数も増やして、希望される方にテストを受けてもらおうかと思います。




皆様からのご感想・ご意見もお待ちしています。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

何かご相談等ありましたらこちらまでご連絡ください。

 国富校☎ 0985-41-8880

★メールにてお問合せ・お申込できます。

お問い合わせ(送信フォーム)

 

[過去のブログ「まぐまぐブログ」はこちら]

https://mypage.mag2.com/mypage/publisher/mngmag/IssueHistoryDetail.do?issueId=152059584

 

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

【塾長ブログ】発行責任者    林 幹寿

 

 

【ゼミナール21ソクラ国富校】

 〒880-1101

 宮崎県東諸県郡国富町大字本庄1744-7

 電話 0985-41-8880  FAX 0985-41-8881

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□