ボクはじっとしているのが嫌いなタチで、時間が空くと走ったり筋トレしたり水泳したりしている。
その一環でチャリで出かけたりもする。
普段から平々凡々(ノホホ~ン)と過ごしていてるからなのか、ドラマや漫画みたいなガツンとくる出来事や出会いもないが、先日そのチャリ中にちょっと変わった出来事があった。
それは1年程前の日曜日の昼間。
せっせとサイクリングロードを漕いでいたら、前方から大きな犬が走ってきた。
犬には詳しくないがG・レトリバーっぽい感じだった。
そのサイクリングロードはチャリンカーだけでなくジョギンガーやウォーカーがたくさんいる。
そんな場所で大型犬のリードも繋がず散歩させるなんて危険極まりない、と内心思いながら嚙まれないよう避けて通り過ぎた。
で、翌日の夕方、再びトクイのサイクリングコースを走っていたら、前日みかけたG・レトリバーっぽいのとまたすれ違った。
「はは~ん、さては捨てられてしまったのだな。可哀想だけどウチには縄張り意識のチョー強い猫がいるし飼ってはあげられない。頑張って生き抜いてくれ!」(心の声)
モヤモヤしたまま帰宅。
…ん、まてよ、、、もしかすると飼い主とはぐれてしまったワンちゃん、いわゆる迷い犬か?
ソッコー迷い犬サイトで検索。
いきなりヒット。
間違いない、この眠そーなまなざし、超高確率でこのワンちゃんだ!
きっと飼い主も寂しがっているだろう。
それよりになより、このワンちゃんが腹減らしていたら可哀想だワン。
すでに夜だったがサイト経由で飼い主に連絡をし、最後見かけた場所の周囲を捜索するも発見できず。
翌朝、日の出とともに再捜索開始。
早朝の散歩している人や、畑仕事している人に片っ端から声かけてまわった。
その声かけた人の中にたまたま友人M(以下:M)がいて、そのG・レトリバー見かけたら連絡くれるよう頼んだ。
その日の夕方の捜索から、直連絡を取るようになっていたワンちゃんの飼い主と合流。
しかし、発見には至らず。
…が、数日後の日中(仕事中)、Mから「友達からです。目の前に泥だらけで田んぼの中を走っているレトリバーがいるそーです。」と連絡がきた。
Mが友達にGラインで拡散しておいてくれたようだ。
ボクはある程度自由のきく仕事をしているので動きやすい身。
迷うことなく目撃現場に向かう。
しかし、到着する頃には再び雲隠れ。
2時間ほど捜索するも姿を見る事もできなかった。トホホ
途方に暮れていると、犬と散歩中のおばちゃんが「ついさっきそこで見かけて声かけたら振り返ったけど歩いていっちゃったよ」。
かなり近くにいるのは間違いない。
飼い主の所から逃げて1週間くらいたっていたので、そうとうお腹もすいているだろう。
水は田んぼがあるので飲めるだろうが、食べ物は難しいだろう。
キツネやタヌキやハクビシン生息エリアなので、狩って食べてればいいのだが。
そのあとも数日探したが、↑のおばちゃんの目撃情報を最後に何の情報も入ってこなくなった。
てか、よそ様の犬に何故ここまでやっていたのか分からないが、乗り掛かった舟ってやつ…かな。
更に数日たって、さすがにもう誰かに飼われたか、くたばったか、、何にしろもう見つけることはできないだろう。
ボクが最初に見かけた日から2週間ほどたった頃、飼い主から連絡が入る。
「戻ってきました」
『よかったですね。保護されたのですか?』
話によると、朝玄関を開けたらちょこんと座っていたそうだ。
犬の帰巣本能の話はよく聞く。
南極のタロ・ジロ(・リキ)なんて100キロも離れた食糧基地まで行って戻ってきた(という説もある)くらいだからな。
周りで実際にあった話だと、宇都宮で飼われていた犬が日光で散歩中にはぐれて数ヶ月後に自宅に戻ったというのがある。
これまではそんな話聞いても「へ~すごいね(棒)」程度にしか感じなかったが、実際に自分で体験すると驚きMAXでしかない。
でも、もしかすると飼い主がボクを安心させるために戻ってきていなのに嘘をついている可能性もある。
周りの友人たちは全員そう思っていた。※カミさん含む
そこで飼い主に連絡をして写真だけ撮らせてくれるよう頼んだら、すんなり快諾。
左のデブはボクです(恥) ※今はもっと痩せています
約3週間ぶりの再会。
といっても、ワンちゃんからしたら2回すれ違っただけなのでボクの記憶なんて1㎜もないだろうが。マァイイ
それにしても、このお宅から最初に目撃した場所経由で最後に目撃された場所までの距離を測ったら13キロ=往復26キロ。
犬は最短距離ルート検索とかしないでジグザグに進むだろうから軽く50キロ位は歩いただろう。
飼い主と話をしていて、さらに驚いた事がある。
なんとこのワンちゃん、金曜日の晩に貰ってきて、翌日の早朝に網戸倒して脱走してしまったそうだ。
つまり、その現飼い主宅にたった8時間程度しかいなかったのに、この家を覚えていてグルーっと50キロ以上(推定)も勝手に歩いて帰ってきたのだ。
でも、たった一晩過ごした家に帰ってくるより、4年間暮らしてした元飼い主宅に向かったほうがよっぽど犬っぽいドラマだと思うのだが。
なんにしても、マイ人生で最高レベルの不思議な体験でした。
この一件を友人たちに話しましたが信じてくれたくれ人はほぼゼロです。※カミさん含む
しかも、この話の不思議な所はこれで終わりませんでした。
続く …タブン




