*坂本龍馬様*



「寝顔まで可愛いのう…」


初めて目にする可憐な寝顔を見つめながら、彼は穏かな笑みをこぼした。


「この子の為にも、もっとでかいことを成し遂げたいもんじゃ」


塞ぎ込んでいた心が、徐々に癒されていく。



*艶が~る幕末志士伝* ~もう一つの艶物語~



この子の笑顔を守りたい。


ただ、それだけだった。


「いつか、おまんを貰いに来るき…もうちくと待っちょって」


彼女の寝顔を見守りつつ、彼の心はもう、未来へと向いていた。




Special thanks.

てふてふあげは さん